ようこそ実力至上主義の教室へ　２年生編１１ （ＭＦ文庫Ｊ　き－０５－３３） 衣笠彰梧／著 ティーンズ、ファンタジーその他

椿桜子「先輩は雪って、好き？」 綾小路清隆「特に好き嫌いはない。椿は雪が好きなのか？」 椿桜子「好きかな。少なくとも先輩よりは」。 交流会の合宿地である栃木において、綾小路は積もった雪に対して返答している。 一方、椿桜子は自分の姉である「雪」に対して言及している。 綾小路清隆は、ホワイトルーム四期生の唯一の達成者である。 ホワイトルーム四期生には、非人道的ともいえるβカリキュラムが実施されたため、「雪」は清隆を慕いながらも、脱落して心が壊れてしまった。 故に、椿は綾小路に言う。 「姉に特別な事情があって悲しい過去があったと知ったら、それを知って寄り添いたいと思う感情が出てくる」。 ※「ようこそ実力至上主義の教室へ 0」を参照。 交流合宿は終わり、坂柳有栖と龍園翔は、綾小路への挑戦権を巡って、お互いの自主退学を賭けた学年末特別試験に臨もうとしていた。

安定した面白さではあったが、南雲はあまり見せ場もなく終了。一応対決はしたが、形だけの決着の印象で、もっと綾小路達をかき回す展開をイメージしていただけに肩透かし。 作者は持病のヘルニアが悪化しており、これまでの刊行ペースの維持が難しいかもということで、しっかり療養していただいて、体調万全にして頑張っていただきたい。

発売日から数日での到着になりますが、毎回ポイントがお得な時を狙って買い忘れがないように利用させてもらっています。

今回も安定の面白さ、次巻が待ち遠しいです。