トライオード TRX-P300S オーディオ用パワーアンプ

300Bシングルが使いたくなり選びました。 後々後悔しないようにPSVANE WE300B仕様を選択。（どうせ欲しくなるし） トライオード製品の真っ赤なシャーシが苦手でしたけど、シックなダークチェリーになったのであまり拒否感は感じなくなりました。個人的には変な色を塗るよりストレートにブラックにして欲しいです。 TRX-P300Sの音は、これまで使ったことがある300Bシングルの中ではかなりブリリアントな印象です。 SiC整流器の個性なのか、あまり採用例がない12AT7電圧増幅段のキャラクターなのかわかりません。トライオードが狙った音質なんだとは思いますがなんだか300Bアンプという先入観からは少し外れた音質傾向な気がします。 通電してまだ10時間ちょっとという段階でのレビューですからこれからどんどん変化していく可能性は十分にあります。 背面で切り替えられるパワーダイレクトスイッチ、入力ゲイン切換えなど、使い勝手がよくてこの点は気に入っています。こういう配慮が行き届いた設計はいいですね。 真空管アンプは負荷に敏感ですからスピーカーのインピーダンスも4Ω、8Ωが選べるようになっているとさらに良いです。

トライオード初号機である VP-300BD (完成品, 2002年購入) からの買い替えです。 基本設計時期が離れていること、かたやパラシングル、かたやシングル、と正確な比較は難しいですが、ほぼ同価格帯・同系列の製品としては20年以上のアドバンテージを非常に強く感じます。300Bらしさはそのままに、より現代的なサウンドへと変貌しています。 定格出力が8Wx2ですが、再生音量も全く不足なく（むしろ背面のアッティネータを絞る必要があったくらいです）、ウーファーのドライブも申し分ありません。手元では純粋なパワーアンプとして使用していますが、フロントにボリュームノブもあり、簡易プリメインとして使えます。とても簡単にバイアス調整ができるのも高評価です。 VP-300BD の正統な後継は TRZ-300W またはTRX-P300M なのだと思いますが、非常に高いコスパを考えると、この TRX-P300S-WE300B もトライオードを代表する機種のひとつといえそうです。

非常に堅実な造りで、オーソドックスな300Bシングルアンプだ。つまり、すごく存在感のある温室で、ぐいぐい押してくる感じだ。クラシックやジャズを聴いているが、広がりと言い、ボーカルの熱い息が伝わってくる所と言い、購入してよかったと感じるアンプだ。トライオードの優れたサポートも安心感を高める。ハムバランサー自動設定機能やバイアス設定昨日は、真空管アンプの回路が解らないユーザーにやさしい。ただ、直熱型トライオードのシングルなので、speakerを選ぶ傾向があるようだ。結局、610MBとⅢLZを中心に2A3シングルと切り替えて聴いているので、とても快適だ。

真空管初心者です。なので、安価バージョンを購入し、いろいろと真空管を交換してみようと思い本製品を選択しました。 設置して、まず雰囲気がとても良いです。なので以下については。もしかすると「雰囲気プラシーボ」もあるかもしれません。 本製品が奏でるサウンドは、倍音がよく出ていて、優しい音色です。また定位性もしっかりしていて、目をつぶると奏者が浮かび上がってくるようです。アコスティックギターや、古いジャズ系、それから中国の歌姫Olivia Ongさんなど、とても心地よく聞くことができました。 エージングを進めながら、玉転がしにもチャレンジしていきます。

まだ仮接続でCD/SACDのみを聴いていますが、これまでと比べ300Bは魅惑的なサウンドを聴かせてくれます。 繊細な弦の響きやジャズヴォーカルなど臨場感が圧倒的です。 今後正式にシステムアップを図り、本来のアナログレコードを聴く楽しみと予感が一段と胸膨らみます。