商品レビュー

文系思考をベースに生きてきた自分にとって、電験三種の内容は、かなり難しいものがあります。 ジャマイカ出身者が、氷上競技であるボブスレーに挑戦する『COOL RUNNINGS』という映画を思い出してしまう。 冬季競技の常連国で育った側の常識が、レゲエの似合う暖かい地域の出身者には未知との遭遇でしかない・・・みたいな。 特にイメージができずに苦しくなるのが、ベクトル図が絡んでくる計算です。 式を暗記して、それに当てはめる方法では ちょっと形が変わっただけで 対応できなくなってしまう。 そんな時、こちらの解説書に出会いました。 ベクトルの基礎的な部分から教えてくれるので、しっかりと理解しながら読み進める事ができます。 大切なのは「分かったつもりにならない」のように思います。 仕事でも 楽器でも スポーツでも。 何をするにしたって、中途半端な段階で 焦って先を急いでも、結局は粗が目立ってきて、満足のいく結果には繋がらないものです。 この本は、ひとつひとつを丁寧に説明してくれるので、きちんと理解しながら進められる。 非常に助かります。 バッキンガム宮殿を目指して 進み続けたいです。 (ピンとこない人は、前述の映画をご覧ください)

最初の方は基本の数学の説明なので、わかる人はハイペースで進めることができ、苦手な人はそこからスタートできるという、良い構成になっていると思います。 全体的に扱うテーマをベクトル図に絞っているため、目的が明確でわかりやすいです。

電験を受験する上で知っておくべき知識です。ベクトルを学べて、使いこなす事に一役買ってくれそうです。オススメです。

基礎を勉強したくて購入しました。あまり理解できていない人向けにわかりやすく説明されており良いと思いました。