商品レビュー

野湯（のゆ、やとう）とは、自然の中に存在する温泉が自噴しており、かつその源泉を利用した商業施設が存在しない場所のこと。その形態は様々で、地元自治会や愛好家が定期的に手入れを行っている所、利用者自身がシート・土嚢・ショベルなどを用意して行かなければならない所もある。一部の野湯には硫化水素ガスなどの火山ガス発生地帯のため入浴に生命の危険を伴う場所や、自然保護の観点・所有者の許可が必要などの理由により立ち入り禁止となっている場所がある。野湯は、露天風呂、野天風呂とは根本的に違うので、この作品は全国の野湯の実態がわかりとても面白い作品です。ヒロインのキャラも良いですね。

野湯に入ったことがない温泉ファンは一度読んでみるとよいかと。 野湯というのは、温泉宿や入浴施設のような設備が整ったところではなく、極論、そこに温泉が湧いていれば、穴を掘って入ってみよう的な感覚の温泉ですので、人里離れた山の中などにあるものです。 そんなところを探しに行くのも楽しいものです。

相方と買い物に行った時にあまりにも暇なんで本屋で立ち読みしていて見つけた作品です。若い頃は渓流釣りにはまっていてその行き帰りに野湯には良く入っていました。作品の主人公ほど濃い野湯には生きませんが　それを思い出したのでコミック買ってしまいました。

インパクトの高い表紙だが、その内容は大自然の中に人知れず湧き出している天然の温泉、野湯めぐりを趣味とするある女性の物語。野湯のためなら厳冬の登山でも海の中でも構わず突撃する。設定の面白さはもちろん、数々の野湯の雄大さも楽しめる一品。

温泉が好きで購入。野湯、知らなかったジャンルでした。 山奥まで歩いて行って野湯に入ったら、気持ちいいだろうなと感じさせる一冊です。