商品レビュー

シリーズ７作目。くらまし屋に救われ、一員となった赤也、元は歌舞伎役者の息子だった。義弟・三代目吉次が、亡き父の得意演目「道成寺」を、中村富十郎と競うことになるが、自信のない吉次は愛宕社の階段から落ち、腕を骨折する。濱村屋の窮地を救うべく、一度限りの「道成寺」を踊り、そのまま逃走するという筋書きを、平九郎と七瀬は作る。芝居合戦当日、殺人者集団「虚」の九鬼段蔵がそれを阻止せんと、平九郎と赤也に襲い掛かる。何とかしのいだ平九郎だった。あらかじめ仕込んであった舞台装置のからくり駆使して赤也は逃走に成功する。 公儀御庭番・曽和一鉄との関係は今後どうなっていくのか興味深い。一鉄の言葉：「規則に則って手順を踏むからこそ、民は公儀に信を置く。それが時に足枷になろうとも、けして逸脱することは許されない。」(p.260)

時代小説ファンの1人であり、佐伯氏や岡本氏の作品に馴染んできましたが、作者の歳のせいか、内容がくだくだと長ったらしくなり、読むスピード感が亡くなってきました。その中で唯一緊張感をもって１冊を読み通せるのがこの作家です。 今回は初めて仲間３人の1人の過去を題材として取り上げ、最終的には主人公の最大の謎とその解決に向け版が進んでいくと思うと、今後も大いに期待できると思います。ただこの作家は筆が早いわけではないので、次巻が出るまでイライラしそうです。 是非皆さんもこの作家の羽州ぼろ鳶組火喰鳥から読んでいただければ、納得いただけると思います。

今村翔吾ファンです。羽州ぼろ鳶組シリーズ全巻を一括購入しました。とてもおもしろいです。書店で購入しようとすれば、シリーズがそろっていないことが多く、その点ネット購入は便利です。これからもネットで購入したいと思っています。

このシリーズはとても面白かったので全巻読みました。 この立つ鳥の…赤也はとても格好が良くて（何時もですが）読んでいて少し顔がニヤケてしまいました。 だけど赤也の過去を知った時は、ちょっと切なかったなぁ(T^T)

期待どおり面白い！ 時代小説だが、現代じみた人間模様が特に面白く、ところどころぼろ鳶の人物が出てきた時は鳥肌が立った。

さすがに直木賞作家の作品です。 他の人気作家の作品によくある誤字、脱字がないので安心して 読むことができる。

今村先生の本は初めて読ませて頂きましたが 本当に面白い本でした。 先生の他の本も読んでみたいと思います。

今村先生の作品にはまってます。圧倒的におもしろい。今回も一気読みでした。

読後感のとてもいいお話でした。 次作が楽しみです。

くらましやシリーズ読み応えがあって楽しんでます