商品レビュー

本の分厚さを見て、これはW★ING大辞典じゃないか？と思いました。この時期の試合を生観戦したのは2回のみ。初めての時はレザー・フェイスにビビり、2度目はちょうど松永光弘離脱ショックの時で、試合内容はインパクト無し。週プロの記事で楽しんでる方が面白かった。個人的には、後にECWと提携して外国人だらけの頃の生観戦の方がインパクトありました。この本を読んでみると、当時なぜあんな状態だったのか謎が解けて面白いです。今で言うブラック企業状態？強い力を持った人がいない。いろいろな管理がなってない。とにかくお金が無い。ノーギャラでも頑張り続けた選手&スタッフ達にはプロレス愛を感じました。小島和宏さんのおかげで、読み終えた時には、団体旗揚げから崩壊までのツアーに行ってきたような気分で、もう大満足でした！

過去、W★INGというプロレス団体にハマっていた方にとっては興味深いエピソード満載の１冊。わかる人にはわかるであろう、とにかくインパクトがすごかった団体だけに、忘れかけていたあの景色が蘇ってきます。あの当時の後楽園ホールの熱量はとにかくハンパがなかった。そして、ヒールレスラーが怖かった！客席を必死で逃げていたあの思い出が、まさか令和の時代にこのような形で思い返すとは・・・おっさん的な考えですが、いい時代だったなと思いますね（苦労話の連続もあり、団体の方にとってはいい時代だったかどうかわかりませんが）。

あの頃をリアルタイムで見続けていた人にはお薦めできる内容です。 当時の週プロがマスコミの報道記事というより各連載（各団体の動向）を楽しみに毎週読んでいるような感覚だったので、そのW★INGの物語の外伝を今やっとまとめて読めたような気分です。 作者が執筆中だというFMW本も待ち遠しいです。 他の団体の本にも続いて欲しいですし、一団体では無理なら90年代インディーのいくつかの団体かで一冊（例…ユニバやSPWF、夢ファクなど）でもいいのでシリーズ化して欲しいです。

個人的には徳田光輝の記載が少ないのが不満でした。 　旧ウイングにエースとして遇された経緯の次がもう消息不明→解雇の事実しか書いてありません。 　（契約書を取り交わしていないのに「解雇」ってどういう事だよ？という突っ込みはともかく、、）

当時w★ING観てたフリークスにはマストアイテムじゃないでしょうか。まだ全て読み切ってませんが、バルコニーダイブは実は松永がやるはずではなかった等、目から鱗のネタ満載です。

あの時代の裏話満載のW★ING本。知りたくなかったようなこともたくさん書いてあるが(笑)。この団体を追いかけていたのでとても懐かしかったです。

90年代インディー団体百花繚乱期を週プロ読者として過ごした自分にとっては、あの時代が鮮やかに蘇る思い出アルバムのような良書でした。

wing、はちゃめちゃな団体でしたよね。レザーやフレディ、個性派というか…懐かしい響きです。本の内容も良かったです。

小島和宏さんのプロレス本は外れがありません。 主観的なイメージがありますが、その良さを残しつつ事実を重視しています。

あのころの興奮が蘇ります。うさんくさい外人が満載で毎回の興行が楽しみでした。一気読みしてしまう筆力がありまし。

キャラの立つレスラー陣とあのおどろおどろしいデスマッチの数々が思い出される内容です！