商品レビュー

これは凄い漫画！と楽しみに読んでいたのですが、後半、佐渡編と過去編のキャラが いまひとつ魅力がなく、なんだか思ったより盛り上がらなかったように感じました。 やっと物語が動いた本州編はなんだか駆け足で終わってしまい、ちょっと淋しかったです。 尺を割くのはそこじゃなくて、もっと丁寧に描いて欲しかった部分がたくさんです。 （凄く好きな作品でしたゆえ、少し辛口の感想で申し訳ないです） 個人的には”さたけ”のファンでした。つぐみのような美しい姿はしてなくても、逞しくて 優しいカッコイイ素敵な女性でした。

虎鶫の完結巻。最近の漫画にありがちな冗長な展開は一切なく、ずっと話が進み続ける。それでも、キャラの魅力は十分に伝わってくるし、話自体も面白い。何よりも、1コマ1コマの書き込みの量が物凄く、ストーリー前半は特に背景の廃墟について、後半はキャラの動きの躍動感について丁寧に書き込まれていて、複雑な動きも想像しやすくなっている。 短い巻数で退廃的な世界観を楽しみたい人や圧倒的な画力を楽しみたい人、展開の速い話が好きな人におすすめ。

ヤンマガに突如として現われたippatu氏。 他誌で連載経験があったそうですがこの「虎鶫」は鳥足の少女つぐみや世界観が魅力的で、 圧倒的な画力と構成力で度肝を抜かれました。それもこの7巻でProject終了完結となりました。 中だるみした時もありましたが怒涛の展開で一気に蹴りをつけたなという印象。

2021年6月4日に第１巻が発売となり、かつてない内容と展開にワクワクした記憶がある。 それもこの第７巻で、完結した。 ダラダラと長い漫画も疲れるが、もう2〜3巻分は有っても良かったかなぁ。 でも、面白いコミックではあった。

終わってしまった。盛り上がりはいつだろうと思ってたんだけど。絵柄もコマでいろいろ変わってついていけなかった。これ誰だっけ？それが多かった。五段階評価で自分としては3ですね。

終わってしまった。物凄く好きな作品だっただけに寂しい。またいつかこの世界を描いて欲しいなと、思います。