闘魂と王道 昭和プロレスの16年戦争/堀江ガンツ
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分厚いだけ
2022/10/29
昭和のプロレスファンなら興味を引くタイトルだが分厚いだけで中身はない。 日プロ時代は触り程度だし、昭和の新日と全日での出来事を羅列しているだけで目新しい話はない。 妙に猪木を持ち上げていて馬場を貶めるような作りだし引用が多い上に二人の話が少ないのもどうかと思う。 日プロクーデターの話も上田馬之助が密告者と多くの関係者が語っているにもかかわらず、 なぜか上田自伝の共著者の「密告者は馬場さん」という談話だけ載せ馬場が悪いという印象操作が酷い。 その後はカブキによる馬場への恨み辛みも載せているのに猪木のダーティな面はほとんど記載がない。 猪木のアイデアに金と権力で対抗した馬場という流れにしたいんだろうけどアンフェアな本。 この著者は大勢で標的を小馬鹿にするノリの紙プロあがり。 リングスを「ヤオガチ混在興行」と書き、前田にシメられてた人ですね。 食えなくなったからといって、こんなのに馬場と猪木本を出されたくないなと思いました。 猪木の生前最期のインタビューらしき物も掲載されてるが、ちゃんとした人に出して欲しかったですね。
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至高の三冠王者三沢光晴 さりげなく命懸けという生きざま/小佐野景浩
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長いだけ
2022/1/14
「1998年の全日ドームvs川田戦までに絞った。最後まで読めば理由がわかる」と書いているが、それ以後もダラダラ続いてるし全く理由がわからなかった。この著者的に三沢の全盛期と四天王プロレスがそこで終わったといいたいようだが、それ以降に台頭した小橋には否定されてるし、この主張は多くの関係者やファンは支持しないだろう。三沢といかに親しかったアピールをしているが親しいなりの聞いたことのないネタがないのも致命的。頻繁に入る選手の談話も年月日がないため当時のものか三沢死去後なのか分かりづらいし構成が下手。この著者の本は元プロレス専門誌編集長ながら誤字脱字や記憶違いが多い上、グダグダと時系列や試合展開を書き連ね長いだけで面白くないですね。
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G SPIRITS Vol.58
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イマイチ
2021/1/1
特集が80年代の全日本プロレスで渕正信、倉持隆夫、川田利明、仲野信市のインタビューで振り返る形式。渕は当時のタッグチームの感想、倉持は仲の良かった鶴田や当時の思い出話、川田は海外遠征修業時代の話、仲野は外様から見た全日を語っている。中堅、アナウンサー、若手、外様とそれなりに揃ってはいるが内容が薄かったです。新日と違って全日はあまりこの手の特集や本があまりないのでもっと深堀して欲しいですね。専門書みたいなもんですし。
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誰も知らなかったジャイアント馬場/市瀬英俊
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うーん
2021/2/14
著者は馬場夫妻に気に入られていた元週プロ全日担当記者。 この人は四天王の本も出していたが、常に話が遠回りするので長ったらしいわりに内容が薄い。 今回は馬場夫妻の独身時代の手紙の内容などが掲載されているが、その独身時代で全体の80パーセントを消費。 全日が1番人気のあった「明るく、楽しく、激しいプロレス」時代はほんの二十数ページという構成。 記者時代に見聞きしたであろう馬場夫妻の話を期待するとガッカリすると思います。
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新デビルマン カラー再現版/永井豪/ダイナミックプロ
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雑誌サイズ
2022/8/2
デビルマン完結から数年後に描いた外伝的作品。 人間の歴史の裏にデーモンが暗躍。それを明と了がしばきにいくという内容。 ちょくちょく修正を入れる作者により、本編に組み込んでしまったバージョンが多数ありますが、 「THE FIRST」全3巻と新デビルマンだけのこの1冊でようやくオリジナルが揃ったなという感じですね。 B5判の雑誌サイズで連載時のカラーも再現。完全にファンアイテムですが迫力満点で満足です。
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水谷豊 水谷豊自伝 Book
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初の自伝
2024/1/8
松田優作の前妻松田美智子が聞き役の語り下ろし自伝。 黙して語らずのイメージでしたが、気心のしれた相手という事もあってかあらゆる事を語っています。 子役時代、ガンの話、離婚と再婚、松田優作や共演者との聞いたことがなかった話が満載。 家族のことや毎度おなじみ相棒不仲説についても記述がありますが読み応えありました。 まあ水谷豊は出会う人を魅了する人なんだろうなあといつも思っています。
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おののけ!くわいだん部 1/押切蓮介
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愛がない
2021/9/25
2014年にこの作品と同じく幽で掲載された短編集「暗い廊下とうしろの玄関」は作家・黒史郎との対談を収録。 各話の最後には作者による感想や巻末にあとがきなどもあり丁寧な作りで160Pで900円(税別)。 今作はカラーページがあるわけでもオマケの描き下ろしがあるわけでもない。それで144Pで1,000円(税別)。 画も内容も薄っぺらく作者も力が入ってない感じを受ける。
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驚天動地!!プロレス取調室 さすらいのアウトロー編/玉袋筋太郎/プロレス伝説継承委員会/ザ・グレート・カブキ
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可もなく不可もなし
2019/5/29
プロレスファンなら聞き飽きたなというような内容が多く「コレじゃなくアレの話を聞きたいんだけどなあ」というもどかしさがある。ここら辺のベテランは一人ずつだと吹きまくる人だらけなので、それぞれの言い分や解釈が違っている。雑誌「KAMINOGE」の連載をまとめていて収録号の記載はあるものの収録年月日がないのが気になる。曙は元気な頃の収録なんだろうけど。
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アオイホノオ 24/島本和彦
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第一部完結
2020/12/14
ホノオがついに!というところまで描かれた24巻。第一部完結ということですがこの後どう進めていくのだろうか。庵野秀明やその関係者との関係などかなりフィクションが入っているし、作者の過去の作品ですでに新人漫画家時代を描いているのでどうなるのかな。ドラマ化したり庵野がらみなどで美味しい思いをしているので落としどころを見つけるのが大変そう。
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必殺仕置人大全/高鳥都
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充実した内容
2024/1/8
必殺シリーズでも1、2を争う人気の仕置人二部作を特集した一冊。 各話解説、あらすじ、データ、登場人物の紹介が細かくあり「この話あったな」と思い出すのにもちょうど良い。 表紙は誕生50周年ということで中村主水ですが、欲をいうなら念仏の鉄が欲しかった気もしますね。 ただまあ、総ページ400近くありこれだけの熱量の本が2,530円は格安ですね。
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