商品レビュー

設定自由度の高さと取り扱いの簡単さは反比例な象徴的商品かもしれません。 しかし、シェルやカートリッジの扱いが慣れている人には問題なく装着できるでしょう。 この理由は、オーバーハングの調整の自由度とやりにくさです。 オーバーハングを調整するために、基部のネジを緩めると、アジマス調整も動いてしまいます。 仮止め用のイモネジが付いていますが、これを締めすぎると、下部のネジを締め上げた時に、アーム挿入部とシェルの固定部分に隙間も出来てしまいます。 キット皆さんも同じと思いますが、私はオーバーハングをまず決めアーム挿入部とシェルの固定部にある本締め用のネジを若干のフリクションを残してアジマス調整を可能な状態で仮固定し、仮固定用の上にあるネジで動かない様に固定します。 アームに付けてアジマスを確認し、仮固定用のネジを緩めてアジマスを調整し、そこでアーム挿入部とシェルの固定部のネジを締め上げます。 こうすれば、アーム挿入部とシェルの固定部の隙間もなくなります。 あくまでも私はこの様にしていますという例で、ご参考まで。

音の響きや、高音の繊細さや艶が良くなりました。 低音は膨らむのですが、レンジが伸びたという感じでは無いです。 奥行き感や透明感は増すのですが、期待が大き過ぎたのか、カートリッジの相性か、昔、AT-LS15+LCOFCリッツ線で感動した記憶があったのですが、それほどする程ではなかったです。 総評として、クセも少なく、現行品で一般的に潤沢に入手出来る商品の中ではベストバイだと思います。 少なくとも、この価格帯の中ではトップクラスです。 重量があり、対応アームを選ぶかも知れませんので、それだけは注意が必要ですね。 それと、シェル側のリッツ線接続部の識別色が見えないのですが、ひょとしたら交換不可能？

言うまでもなく定番のオーディオテクニカのヘッドシェルである。かなり種類があるが、コストパフォーマンス抜群である。

使うカートリッジを選ぶので、購入前によく検討する必要があります。物はいいのですが汎用性はひくいかな、