ひとはなぜ戦争をするのか （講談社学術文庫　２３６８） アルバート・アインシュタイン／著　ジグムント・フロイト／著　浅見昇吾／訳 講談社学術文庫の本

人類初の大量殺戮殲滅戦が近代兵器を使って行われた第一次世界大戦。その終結後に設置された国際連盟。その連盟の求めに応じて行われた交換書簡を収録。依頼を受けた物理学者アルバート・アインシュタインが選んだテーマは「ひとはなぜ戦争をするのか」、書簡を送った相手は人間の心理に精通する学者ジグムント・フロイト。短い交換書簡は和訳文庫本で35頁に過ぎないが、その内容は興味深く、二人の考察は、現在の世界で起きていることに驚くほど一致している。 残念ながら、あるいは当然に、結論は示されていない。アインシュタインは人間の心の中にこそ原因が潜むと疑い、フロイトは同意しつつ、暴力が支配した長い時代を経て民主主義を作り上げて来た人類の歴史を紐解き、文化の発展が人間心理に及ぼす変化に注目する。これからの世界を作る若い人にこそ読んで欲しいと思う。

すぐに届いてよかったです。中古で購入でしたが、中身もとても綺麗で満足のまま読むことが出来ました。授業で必要だったのですが、フロイトとアインシュタインの価値観や考え、また現代と比較し自分なりの意見を考えてみるのもとても楽しいものでした。

すぐに必要だったので、すぐに届いてとてもたすかりました。本も綺麗な状態で届いてよかったです。早く届くこちらのお店で今後は注文しようと思います。

ひとはなぜ戦争するの？そんな簡単な問題じゃないよ。もっと複雑。いろんな利害が絡んでる。