ワールドイズダンシング　１ （モーニングＫＣ） 三原和人／漫画 講談社　モーニングコミックス

世阿弥が主人公の「能」が生み出されるところを描いている漫画。学者や能楽師による時代考証や研究が凄まじい。伝統芸能が題材なのに、軽やかであり、フィクション的な要素も多分にあるはずなのにそれは感じさせない。他の芸能とのバトル要素など少年マンガのような軽やかなノリでグイグイ進んでいくので目が離さない漫画です。

タイトルは横文字だが主人公は世阿弥という意外な本作。最初はその意外性というか珍しさで手に取ったが、漫画としても面白かったので今後もどのように世阿弥の成長と猿楽を表現していくのか楽しみです。

数ヶ月前から能楽に興味を持ちました。どのような背景で作られた作品なのかを知りたかったのですが、難しい本が多く抵抗感がでてしまいます。こちらは漫画でさくさく読めて、とてもわかりやすいです。

能楽が好きなので読んでみることにしました。私がイメージしていた世阿弥とは少し違いますが、これからどんな展開で能を大成していくのか興味があるので、続けて読もうかと思います。

能を大成した観阿弥世阿弥の世阿弥の生涯のお話。とっつきにくそうな題材でありながらも一気に読めた。おすすめです。

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世阿弥について目新しい解釈があるわけではないが達者な絵と展開で楽しめる。犬王との出会いなど次巻以降が楽しみ。