デジタルネイチャー　生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂 落合陽一／著 情報数学の本

「高度に発達した科学技術はそのうち、機械がやったことなのか人間がやったことなのかの見分けがつかなくなり、まるで自然現象のように感じるだろう」ということが書いてある本です。そしてその現象を著者の落合氏は「デジタルネイチャー」と呼んでいます。そういう本です。 個人的にこの本はハラリ氏のヒット作『ホモ・デウス』の進化版だと思っています。 あらゆる専門用語を駆使し、テクノロジーがガンガンに発達した未来で起きそうな社会や経済、人の価値観の変化を語っています。まるでSFを読むつもりくらいの未来思考の感覚で、かつ頭をフル回転させながら読まないと理解できない本です。ですがその分読み応えがありますし、勉強になります。一読の価値はあるはずです。 商品については状態に問題もなく安価な割には美品でした。いい本を買ったと思います。

著者はテレビやインターネットでよく見る方で、カタカナ用語も多くちょっと読みづらさはありますが、内容は興味深く読みました。他の著作もまとめて読むと体系的に理解できる気がします。

読者を選ぶと思いますが、面白かった。デジタルネイチャーというと逆説的な感じがしますが、むしろ人間としては、それが本来かも。

落合陽一の理解ができない人に読んで欲しい。 落合陽一言葉を理解しないと、彼の言っていることがわからないため。。。