-

辻井さんの大大大ファンです！ CD1は辻井さんの、あの有名なカーネギーホールデビューのライブ録音ですが、いつものように、リスト、ベートーヴェン、ムソルグスキー、どの曲も正確でありながら美しく、やはり辻井さんの実力は凄いと思い知らされます。そしてCD1の最後にはアンコールで自作曲を演奏しています。郷愁を感じさせるメロディで始まり、その後美しくて華麗なテクニックで圧倒させられ、また郷愁を感じさせるメロディに戻ります。辻井さんの、優しくて温かい人柄と音楽への情熱を感じる曲です。 CD2はシドニーのオペラハウスの、CD3はベルリンの、あの有名なピアニストであり指揮者の、アシュケナージが指揮したピアノ協奏曲ですが、こちらもアシュケナージもオーケストラの方達もその美しい音色と技術に圧倒されているのが良くわかります。涙が出る程美しく、どんなに速くても正確で、本当に素晴らしいです。 そしてDVDはロンドンの夏の音楽祭デビューのラフマニノフとリスト、これも感動で胸が締め付けられる程美しい演奏です。

辻井さんの能力と努力には、今までに経験したことのない尊敬と心からの感動を覚えます。 辻井さんの醸し出すピアノの音は、辻井さんの純粋な心が作曲家の気持ちを良く捉えて、聴いているとき 涙が出ていることがあります。