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TEAC UD-301からの乗り換えです。STAXのイヤースピーカーを使用していますのでバランス出力があることを条件としてこの機種に辿り着きました。アップコンバート機能、デュアルモノラル構成、使われているDACチップなど技術的な謳い文句では値段半分以下のUD-301に負けます（笑）PCやiPhoneからのハイレゾデジタル入力では確かにUD-301の方が高域レンジが広く煌びやかな鳴り方だったかもしれませんがやや聞き疲れしていました。こちらは中低域の土台のしっかりした鳴り方で音を分析するというより音楽を気持ちよく聴かせる、という印象です。CDプレーヤーからの光デジタル接続では良い録音はいい音で、悪いものは悪いまま、素直に出てきますので、改めて音源の重要性を再認識させられました。 悪評高い？USB接続時のカチカチ音ですが、ストリーミングでビットレートの違う曲に変わる際にはやや煩わしくストリーミング音源が主体の場合は自分はリッピングした音源が主でPC側でアップコンバートした上で同軸デジタル変換しているので問題ありません。

いろいろな使い方の出来る品ですが、私の場合は主に “アナログバランス出力で使えるデジタルプリアンプ” として使っております。 （年代もののサンスイアンプ、AU-α907L Extraの バランス入力パワーアンプダイレクトに接続） DA-250には可変出力にLECUAが奢られているので、 アンプ側のボリュームは思い切って上げておけます。 さて、音ですが… いわゆる伝統的な“ラックストーン”とはチト違うようで 現代的な、解像力が高く透明感にあふれたきれいな高域。 イキイキとしたフレッシュ系のサウンドです。 決して丸くはないのに角は立っていない、キンキンとか チャラチャラとかいった言葉とは無縁な、上品な高域で 管楽器や女性ヴォーカルの再現力に特に秀でております。 低域はややおとなしめでしょうか。 もっとも私のシステム場合はアンプがやや過剰なまでに 低域モリモリ型なので、ちょうどバランス取れた音になって 結果オーライでした。 （組合せはけっこう選ぶかも知れません）

老舗のメーカーでありながら、アナログ・デジタル共に進化し続けている事を実感できる製品でした。コストパフォーマンスがとても良いと思います。

音質は、ほぼ満足。 ただ、DAコンバーター後の接続部と、プリアンプを経由した後の接続部は分けてほしかった。