映画「名犬ラッシー/家路」のラストシーンでは数匹の子犬が、おぼつかない足取りで母犬ラッシーを追っていく‥その時にはほっこりと心和みましたが、あの内の一匹がこの映画に出演している名犬コリーのランディ君でしょう。この子の遊びは専らイタズラで飼い主ジョーの言う事など少しも聞かず、母ラッシーも「それが何か?」みたいに知らん顔(笑) ところが‥ジョーの戦場行きが決まると、周りのスキを見て先廻りして飛行機に乗り込んでいた(笑) この役者犬の顔がダントツに可愛らしい♪無邪気なあどけない表情は、どんな時も変わらないのに「君、台本読めるの？」と驚くばかりの演技力で、こんな子は初めて見た!!皆に愛されながら自由にのびのびと遊ぶ姿はチョッぴり困るけど、思いっきりカワイイ♪彼もそんな皆なを大好きで‥そのベースに支えられ、持ち前の優れた頭脳で判断し行動に移るのも超速だ!!&どんな困難も乗り越えられる。その動機はただひとつ‥ジョーに会いたい。

♪ブルージーはまんま、ブルーな感じ。黒人音楽特有の哀感と、それ自体を眺めているような達観的気分　♪グルービーとは、リズムの綾が織りなす心地良さなので一人では出来ない（要メンバー) 一曲ずつCD聴きながら大好きな解説を読んでいると、自分が正しくグルーヴ(溝)にハマってしまった♪ひとつウルッときた文が11ページに・・「…黒人音楽ならではの良さは、まず余裕の感覚です。有閑階級でもないのに余裕というのもおかしいかも知れませんが、やはり彼らの音楽には特有のゆったりとした時間が流れている。それは悲惨な奴隷時代に培った、万事焦ってもしょうがないという一種の達観のなせる技かもしれません。そして物事をちょっと引いて眺める態度もまた、彼らの音楽に一種クールな趣を添えているようです。白人社会に対して直接対決できなかった時代の、彼らならではの粋な対処の仕方なのかも…」後藤さんと私、レベルは違っても同質かな?って勝手に😆　

この3作目は、先に見た2作とは違って少々重めの哀しさ&怒りを感じた。大好きなキャシー(Ｅ．テイラー)等の元でで幸せに暮していたビル(ラッシー)は、ある日交通事故に遭ってしまい、預けられた施設から軍人に連れて行かれ軍用犬にされ、厳しい戦場では兵士たちを守った。ここまでは許せたが、ビルはその後に凶暴化。脱走し方々で被害を与えたビルを処分するかの裁判で、キャシーの友人マクベイン(F.モーガン)は述べる。「私の息子も負傷兵になり帰ってきたが、心の傷を癒やすには相当に時間が必要だ。ビルも立派な兵士だ」判決は中止となりビルは家に還るhappy end??と言って、初めて見たあのラッシーの表情と唸り声を帳消しに出来ないので代弁したい。彼は「戦争は嫌だ」と憤っているのだ。俗に言われる愛国心は、彼の内から湧き上がる自然な愛とは全く別物だからだと。

怪優ニコルソンは、あの日以来ずっと私の壺にはまったままだ。とにかく可笑しい❣変だ❣1975年アカデミー主要5部門に輝いた、テーマ重めのこの作品でさえ不謹慎にも所々で笑ってしまった私こそ、怪婆なのだろうか?（笑）　服役を逃れる為に、精神が病んだフリをして専門病院に入った彼が、一瞬でそこの雰囲気に違和感を持った時の彼の、あの目付きに、私は吹き出してしまったのだ。頼まれてもいないのに病院側と闘っている姿は、ガラが悪く怖いもの知らずなだけじゃない。本質は人間的で、物凄い指導力を持つ男だから患者達も心を取り戻し始めたのだろう。最後は脅威を感じた病院側に電気ショックを施され、死んでしまう。哀れな彼を抱きしめる親友（患者の一人）の純粋な優しさこそが、治療には最も必要だったのにと悔しい。1963年当時は医療もまだまだだったにしても…

初めてJ.コバーンを知ったのは半世紀前。映画「殺人美学」を観たときでした。男っぽい風貌もですが、声がイイですね。強くて張りがある。現代日本で言うと赤平大さんみたいな?♪　この作品は、誘拐された元妻と息子達を助けるべく、救出不可能かに見える断崖絶壁のテッペンに建つ修道院へとハングライダーで、とスリリングな空中アクションは痛快❢なのですが、ハラハラ・ドキドキ手に汗握るというのではないのです。そんな緊急事態のド真ん中でのコバーンといったら、余裕のヨッちゃん❢時にはジョークを飛ばし、長い歯を全部むき出して笑う。ハッハッハ❢あの声で❢その笑顔もイイ。撮影中は大変危なかった筈だけど、観ていて肩に力が全く入らないのは、リラックス出来るキャラ揃いだからか又は、1976年てけっこう呑気な時代だったか?

ベルモンドファンの間でも人気の高いこの傑作アクション.コメディ、監督は大作大頭脳で組んだG.ウーリー、ときたもんだ!!大傑作なのは観る前から解るっての!!§1936年ナチス政権下で開かれたベルリン五輪に、仏ボクシングチームのコーチとして向かう主人公ジョーですが、困っているユダヤ人少年シモンを助けるためにオリンピックそっちのけで奔走しまくり、独裁者ヒトラーも超コミカルだったりの鋭いアクション&大戦の傷も癒やされそうなユーモア満載!!と、ベルモンドのはまり役なんだけど今まで観た感じとは違う何かが…それはきっと…差別とは無縁で、平等な、情の厚いベルモンドの本質が、熟年になった彼の全身から滲み出ているからだろう。実際にそんな人だから、愛さずにはいられない/ファンの中のファン

だいぶ昔から「いちどベースギターやってみたいなあ…」と頭の隅っこに引っ掛けたまま今まで放置していました。ベースは自分に向いているだろう…その予感は見事に的中!! Qだったら何故ナイロン弦ミニギターなんだ？　Ａ一言では説明できないよ!!で、今は1〜４弦のみを使い、CDに合わせて翔んでるbassmanを必死で追いかけるだけの每日ですが、いずれは微妙な小技も身に着けたいですね。　チューニングはアバウトに、道具を使わず鍵盤楽器でキーを合わせる私の得意技でやってもホボ大丈夫なので帳ゴキゲン♪　小振りで扱いやすく、場数を踏むほどに音も良くなるマイ・ギターで、いつかある日正統派クラシックの楽曲を練習する私に成れるように祈っていてね/Flying BassWoman2022

絶妙なコンビネーションのシナトラとマーチン＋ふたりの美女＝４人です。脇役のチャールズ.ブロンソンは、本編スタートと同時に馬で登場するも「よく見てくれ!コイツの顔は悪玉だ!」とのナレーション付き。（笑）あまりに気の毒なので、シナトラ一家のゲスト役ということに❢大金を巡っての争奪戦も自分には無関係なので、とても面白い。演技派だらけの中でもシナトラの悪さぶりが際立つのは、彼がもとワルだったからかな?争った挙句、真のワルはBK頭取と分かりソイツが逮捕され一件落着。生涯独身を決め込んでいた二人も年貢の納め時。終に美女と結婚へ。　やや近代的な西部劇には根っからの悪人は登場せず、ハッピーエンドとなるところは、大衆を裏切らない平和な作品だと思う。

(A)世界中の金塊を独占しようとする男が今回の敵。イカサマカードで勝ち続けたので、人は彼を金の指と呼ぶ。その悪玉を退治するまでの話です。　そこで次々と登場するのが秘密の新兵器。本体自体も、付属のボタンも、ダイヤルも、スイッチも。全てが・・デカい❢（笑）１９６４年当時は誰も、今様にコンパクトでスマートなものが出来るなんて考えてはいなかった（笑）☆ボンドさんの女好きは変わりませんが、前の作品よりずっと面白い笑えるキャラに変わり、台詞も粋に❢それと、アクションスターとしては身体が大き過ぎないか?　でもね、顔立ちは濃いけれど、動きは柔軟で繊細❢だからオーディションに合格した、と誰かが言っていた(変なファンでゴメンねコネリーさん❢)

過去何十年間、当たり前のように♪テイク.ファイヴ=D.ブルーベックのトリオ=ピアノ。と決め込んでいた私は‥先日初めてG.ベンソンの同曲をラジオで知り、「えっ? ギターで?」となった次第です。 興味深深このアルバムを聴いてみて‥自然とスウィングしながら前へ前へと進んで行くホットなジャズとは相反して、知的でクールな感覚が放射線状に外へ外へ外へと拡がってきて‥BADな私がタイトルからイメージしてしまった斬新さで刺激を誘うもの。では無く、これは生真面目な正統派のジャンルだと感じ、改心致しました（笑） 聴き始めてから精神が静かに安定してくる迄に、そう時間はかからないのは彼らのチカラ♪洗練された楽曲ばかりの、自分へのお年玉🧧有難う。