購入の動機はミスで壊したNFJ 7th Lepyへのノスタルジー、机上でのPCニアフィールド・リスニングに適したサイズとデザイン、加えて前後4本のヘキサゴンキャップ・ボルトを外し上蓋をあければ、自己責任で2つのオペアンプを容易に交換できること。ノーマルもまずまずの無難な音を奏でるが、適切な電源と接続ケーブル、オペアンプの選択により、潜在能力を引き出し好みの音に近づけることが可能だ。TONEモードはフォーカスが甘めで僅かに音量の低下が認められるが、小型SP小音量時の低音補正に有効であり、DIRECTモードと異なるオペアンプを選べば、2色の音を賞味できるのもこのアンプならではの一興。下記システムで聴くOPA627は目がさめるような迫力と3D感にあふれ、他のオペアンプとは一線を画す脚色力。対照的にLME49860は癖の無いスッキリとした音色でソースを選ばぬ優等生だがやや大人しい印象であった。視聴機器　iMac/Audirvana〜JVC光〜DAC-SQ5J/パトス・トランス式電源〜2020A+CUSTOM/4Aスイッチング式電源、ケーブル6Nに交換〜カナレOFC SPケーブル〜JBL CONTROL1