ES合金シリーズに関して、私はこれ迄、村上克司氏がデザインした「未来ロボ ダルタニアス」「六神合体 ゴッドマーズ」の２体のみを購入しておりました。本製品も村上ロボなので、購入しました。 ES合金シリーズの特長は、本編で設定されていた体形を、頭でっかちのディフォルメした体形（３頭身～４頭身）に再構築された姿が売りで、そのモチーフとなったキャラクターの機能（変形・合体・分離など）も、きとんと盛り込まれている処です。また、武器類や装備品に関しても、極力全て付属されております。 ES合金シリーズでは、過去にも、「マシンロボ クロノスの大逆襲」のバイカンフー、「闘士 ゴーディアン」「黄金戦士 ゴールドライタン」（日本では未発売）など、村上克司氏がデザインしたキャラクター（ロボット）がラインアップされておりましたが、当時の私は、それに魅力を感じなかったので、買い逃してしまいました。その後、発売された「未来ロボ ダルタニアス」「六神合体 ゴッドマーズ」の宣材写真に使用された目を発光させた姿が、とても凛々しく感じられたので、２体とも予約注文してしまいました。 本製品は、目の発光機能が備わっておらず、そこが少し残念でした。

過去に、確定拠出年金(IDECO)に関することが書かれた著者の本を購入し、それがとても参考になったので、今回本書を購入しました。一昨年、金融審議会が報告した老後の平均的な資産のための貯蓄は最低2000万円が必要であるという分析結果を誤解して、あたかもすべての人がこれに該当するようなことを当時の財務大臣がマスコミにしゃべって、世間を大きく騒がせました。この本は、老後資金についての考え方や正しい認識の仕方について、良心的に書かれた本です。老後のための貯蓄は、個々の立場（家族構成、住宅事情、経済事情、住んでいる場所、生活スタイル、金銭感覚）によって異なり、2000万円必要な人もいれば、必要ない人もいたり、2000万円では足りない人もいるということです。先ずは、己の立場を知りましょうという処から、この本の内容はスタートします。その後に、様々な有益な情報が記されています。有益な情報を生かす為には、更に自分で知識を深める必要がありますが、何の情報が必要であるのか皆目見当がつかないという状況から救われて、そこからスタートすることが出来るので、本を読んでいない人よりも有利な立場に立てます。お勧めです。

長谷川三姉妹の末っ子である洋子氏（「サザエさんの東京物語」の著者）と絶縁状態になってから描かれた作品です。洋子氏と２人の姉（毬子氏と町子氏）との間の経緯を知りたい方は、上記の著書をお読み下さい。 それ故に、本書に登場する主要人物は、母親である貞子氏と、洋子氏を除く２人姉妹だけです。 前著の「サザエさんうちあけ話」では、洋子氏も同行したエピソードが描かれてましたが、本書では全く触れられておりません。 恐らく、本書には、洋子氏も同行したエピソードも含まれていたと思われますが、意図的に洋子氏の存在を消し去った形で描かれています。（洋子氏の著書にあった町子氏と２人で何度も行ったエジプト・中東の旅行記は全く取り上げられておりませんでした） その様な経緯を知った後で本書を読んだ為、正直な処、全く楽しめませんでした。 また、「サザエさん」の漫画やアニメを鑑賞しても、洋子氏に対する２人の姉のひどい仕打ちや度量の狭さが思い起こされて、磯野家の仲良し家族の姿が妙に白々しいものに感じられてしまい、以前の様に楽しめなくなりました。 作者の人格と作品の中身とは、別物として捉えるのが世の常なのでしょうが…、私には無理でした。

特装版のカバーのイラストと、通常版のそれとは、異なっているのが購入する際の悩みです。経済的に余裕があれば、通常版も購入したいものですが・・・。本書の内容の感想ですが、相変わらずクライマックスの真っ最中です。仮面ライダー１号がスタンドプレイをして、２号以下のライダー達はおいてけぼり状態です。新たなライダーの助っ人として、２人の男性が登場します。１人は戦闘のプロフェッショナルという立場の人物で、もう１人は身体的ハンディキャップを背負いながらも自分で開発した技術でそれを補いながらバダンと戦っている立場の人物です。この2人の人物の在り様は、まるで、完全な改造人間である10人の仮面ライダーと、右腕のみメカで他の身体は生身のライダーマンとの関係性や、戦闘力が備わっている仮面ライダーと仮面ライダーと比べて明らかに非力なライダースピリッツ隊、彼らよりも更にか弱い存在である少年仮面ライダー隊のOBである青年達や一般の人々等との関係性を擬えている様でもあり、それをこの新たな２人の人物に投影させて、お互いの立場の存在意義を改めて問い直す物語が、この先の展開として描かれるのではないのかと予測しております。

正統派ヒーローやロボットなどの超合金だけではなく、ハローキティやマイメロディの様なメルヘンチックなキャラや、トーフ親子の様なゆるキャラをモチーフにした企画モノの超合金も、私は大好物なので、超合金パックマンも当然の如く購入してしまいました。ギミックは、超合金ハローキティと共通する部分が多々あるように見受けられました。拳のロケットパンチの発射、目の表情を切り替える機能、ミニサイズのキャラクターが付属して体内のコックピットに乗せる事が出来る仕様など、それに該当します。 コックピット周りのデザインは、ゲームの画面でお馴染みの迷路をモチーフにしており、メカニカルな雰囲気のイメージのモールドに仕上がっております。 付属品の4体4色のゴーストに関しても、メカニカルな雰囲気がプラスアルファされた形でリファインされており、其々のパーソナルカラーが超合金パックマンのメタリックイエローを際立たせる良いアクセントになっております。 また、超合金のロゴのデザインに関しても、これぞパックマンワールドであるという雰囲気に満ち溢れた派手なゴールデンカラーの銘板に仕上がっており、最高の出来映えに思えました。お薦めです。

私は、本書を購読する前に、長谷川三姉妹の末っ子の洋子氏の著書「サザエさんの東京物語」を購読しました。新宅への引っ越しを境に、姉達とは絶縁状態になってしまい、それは終生解消される事なく、姉達は逝ってしまいました。この件について、世間では洋子氏の方に非があるような話が一部では流布されておりますが、それは事実無根です。洋子氏は60年近い歳月を串団子三姉妹の末っ子として、悲喜こもごもの日々を過ごされましたが、新宅へ移る前に、生まれて初めて一人で自由な時間を過ごして、とても感激したそうです。その時に、今後の人生は姉達とは、適度な距離を保ちながら過ごしたいと考えて、新宅へは移らず、旧宅に留まれたそうです。残念ながら、姉達には洋子氏の真意が全く伝わらず、悲しい結果となってしまいました。 本書は漫画表現であるが故に、毬子氏と町子氏の気質がオブラートに包まれてしまって、活字表現と比較すると、二人の姉の実像をシビアな視点で捉える事は難しい印象を受けました。（特に、サザエさんファンの場合は、二人の姉を贔屓目に捉える傾向が強い思われます） 二人の実像を知りたい方は、洋子氏の著書を一読される事をお薦めします。

香港を舞台としたウィリアム・ホールデン主演の作品と言えば、「慕情」と「スージー・ウォンの世界」ですが、太平洋戦争から十数年後の香港の街並みや景色、市民や風俗などが前者と比べて後者の方がよく撮影されており、当時の香港の記録として優れている事と、私自身が英国領時代の香港にとても興味を持っており、その時代の香港の街の雰囲気を知りたかったので、後者を購入しました。本作は、同じく主演でヒロイン役だったナンシー・クワンが21歳の頃の作品であり、役柄が実年齢よりも上でした。しかも、子持ちの娼婦という素性の女性であり、演者であるナンシー・クワン自身も役柄同様に、大人の雰囲気を持つ女性に見えたのですが、後で当時の実年齢が21歳だった事を知って、とても驚きました。 私は、香港に興味を持ったお陰で、ナンシー・クワンという名前のチャーミングな女優がいる事を、今回知ることが出来ました。 また、「慕情」という作品についても、詳しく知る事が出来ました。「慕情」は、作者の自伝であり、作者の職業が女医だったことや、「慕情」の他にも、中国や毛沢東に関する著書を、幾つか残している事を今回知ることが出来ました。お薦めです。

最近、この本が原作となった実写映画「君たちはまだ長いトンネルの中」が、公開されました。 2019年に出版されて、アマゾンで扱っている消費税について書かれている本の中で、断トツ（断然トップの意味）の1位をキープしている話題の本です。 日本の政治や現在政権を取っている自民党や公明党、その他の政党の掲げている政策や方針の内容が理解できないからという理由で、投票に参加していない人や、自分の親や親戚、親しい友人が、自民党や公明党を支持しているからという理由だけで、そこに投票してしまっている人たちへ、是非ともこのマンガを読んで下さい。 ７月の参院選挙や、自分の近くで行われる選挙で、絶対に投票してはいけない政党について、知る事が出来ます。 どこの政党に投票すれば良いのか解らない人たちも、消費税について描かれたこのマンガを何度も読めば、完全に理解できます。 政治が解らないからという理由で、今まで投票に行かなかった人達や、知り合いが支持している政党という理由だけで、同じ党に投票してしまった人達へ、是非とも読んで下さい。 このマンガを理解できたあなた達は間違いなく、政治通として、周りの人たちから尊敬されます。

世界名作劇場の作品に数多く関わった関修一氏が、一番最初に関わった作品「ペリーヌ物語」の最新のイラストや当時の美術設定の資料などが満載の画集です。 ペリーヌの両目の間隔が、常人よりも離れた位置に描かれていた理由が、原作に記述された「ペリーヌは魚のような顔をしていた」に因るものだと知りました。 関氏のキャラクターはこれ以降、「トムソーヤの冒険」「ふしぎな島のフローネ」「南の虹のルーシー」などの愛くるしいキャラクター達をたくさん生み出しました。 「小さなバイキング ビッケ」と「トムソーヤの冒険」の画集は出版されたので、それ以外の作品の画集も是非とも出版される事を切に願います。 この本を開く度に、ペリーヌを演じた鶴ひろみ氏の可憐な声や、愛犬バロンの騒々しい鳴き声が思い出されます。鶴氏は、小学生の頃から子役としてテレビドラマに数多く出演されていました。 その後、高校生の時に初めて参加したテレビアニメ作品が「ペリーヌ物語」でした。ペリーヌの母親役をオードリー・ヘップバーンの吹き替えで有名な池田昌子氏が演じていたので、彼女の大ファンだった鶴氏は、本作で彼女と共演する事が出来て、とても嬉しかったそうです。

私は、S.H.Figuartsのシャドームーンを、初期に発売された製品、リニューアル.Verの製品、そして、今回発売された真骨彫製法の製品も含めると、合計３回も購入した事になります。 リニューアル.Verは、初期と比べて、胸部から胴回りや臀部にかけて幅広くなり、足裏の表面積も増えて、安定感のあるスタイリングになっていました。顔の造形や口周りのセパレートカラーも改良されていました。 そして、今回の真骨彫製法は、これまでの製品を完全に凌駕する素晴らしい出来でした。劇中に登場したシャドームーンが、そのまま再現されたような出来でした。例えば、シルバーの装甲の下を覆う黒いアンダースーツの質感を再現する為に、薄いゴム製の布地（真骨彫製法仮面ライダーBLACKの筋肉繊維も同様）が用いられておりました。他の方の製品レビューを読むと、このゴム製の生地の強度や耐用年数について懸念する文面が多々見受けられましたが、それをメンテナンスする事が出来るスプレーの存在も知り得る事が出来ました。 製品の個々の部品の耐用年数に懸念はありますが、製品の出来は、繰り返しになりますが、本当に素晴らしかったです。お薦めです。