ナラケンの周りの状況、前にウメハラの同級生で描いた描写と同じで あまり目新しさを感じない。 ゲームしかない不器用で孤独な心根をわかる人には通用すると思いますが いまいち作者に遊び心が無いため、読んでて「楽しめた！」って感覚が無いんですよね。 むしろそういう光の部分をもっと大きく見せないと、本当に作者が見せたいゲームを選んだ 男たちの気持ちとか熱さが伝わりにくいと思います。際立たたない。 なんというか、押しつけがましいのかな。 例えば格闘漫画として私はグラップラーバキが好きですが、あの漫画ってちょっとキャラが常軌を 逸しているというか、予想できない緩急があるんですよね。またユーモアも効いてるし、それは 完全創作と半分ドキュメントなこの作品と比べるのはどうかと思うんですが、いまいちドキュメントに ある真実味がこの作品から感じられないんですよ。 絵はたしかに上手い、だけどこの絵を見せたいっていうより「上手く描けた俺の絵を見せたい」って感じがします。 バキの場合「これ面白いっしょ？w」って考えてるかわからんですが、イラストの上手さと別に、面白さがあるんですよ。 それがハッキリ伝わってくるんですよ。

ナラケン編では一番面白い巻だと思います。 オゴウというキャラによって進化するウメハラ。 次第に周りと打ち解けて、ゲームに対する意識が変わってくるナラケン。 主人公であるウメハラの負ける展開が、その後の覚醒の伏線になってて 私が読みたかったものを今回描写してくれます。面白いです。 あと「たかがゲームなんて遊びだろ？」っていうオゴウにカチンときたウメハラとナラケンの 気持ちの一致が面白いです。 そして、オゴウというキャラの遊びという捉え方は、別にゲームをしている人を下に見てるとか そういう意味じゃなくて「もう少し自由に楽しくやろうぜ？ゲームなんだから」っていい意味での気づきを ウメハラに与えます。師匠と弟子の関係のような。 つまりこの巻はキャラ同士の関係性の変化が描かれているので（古今東西、どんな物語もそこを描写しないと演出が弱くなる）楽しめました。

なんかもう、いちいち格闘ゲームやってる人しか知らない感情を描きたがるのなぜ？ 正直何度も同じ描写で、キャラのっぺらぼうかって感じです。そこあっさりでいいのよ。 言葉じゃなくて、描写であっさり見せて心の声は主人公だけでいいんだよ。 主人公以外の描写したいなら、てかどうせこっちに伝わらない感情を言葉だけで押すくらいなら それを想像させる程度の仕草だったり動きを、他のキャラが気にするような目線だったり表情で 反応を描けばいいの！「今あのキャラ怒ってるんだな、焦ってるんだな」っていうネタバレをそのまま キャラの心の声でしちゃだめでしょう。 誰が面白いと思うのそれ。だから格闘ゲームやってる勢でしょ？作者はあくまで漫画で伝える人であって 現場の人じゃダメなんだよ。身内ネタで面白いと思うのは身内だけですよ。

ゆーやの過去を聞いたゆりあさんが、彼のゆりあさんに対する想いに正体に気づく 描写は涙が出てきました。ここの魅せ方マジでかっこいいです。上手すぎる。 あとゆーやパパとのゆーやの会話は最高。マジでリアル（笑） ここは個人的にこの巻の一番のハイライトです。漫画的な面白さとは別で。 他だとゆりあさんの友達の人が母親との介護の件で悩むところ。愛ゆえに傷つけてしまうし、愛があるから 後悔もする。短い部分だけどここはぐっと来ました。 あ、もう一つハイライトありました。 ムカつく義姉との会話で、彼女が都合よい話をゆりあさんに持ち掛けた時のゆりあさんの 心理描写、鳥肌立ちました。感動。マジゆりあ姉さんカッケーです。

マジで展開の魅せ方が上手い。特に対立軸がハッキリしているので（ただそれを簡単に見せてない） ゆーや君との関係は、年の差。浮気。 ヤナイリクとの関係は、恋敵？ バレーでは、自分の年齢との闘い。 まに一家との関係は、仲介？とにかく夫が何するかわからないし、奥さんが会いたくないのに、一緒にいる緊張感。 まにちゃんのバレーに対する壁。 みちるさんとゆりあさんの、まにちゃんに対する教育方針での対立。 これ各キャラそれぞれの事情と想いがキチンと書けていないと ごちゃごちゃして混乱するけど、それがわかりやすくてかつ緊張感があって 読んでて飽きないです。最高。

もうちょっと裏切りのある展開だったら良かったかなー。 主人公の覚醒する展開も良かったけど、短いです。 基本格ゲー描写がメインで、ドラマで見せる感じでもなく 男気もなんとなく描写が薄い気がします。 基本主人公が無双している中、最強のライバルとしてナラケンを描いていますが 正直この人物に関してどう思ったらいいんだろう？と、やはり格闘ゲームを続ける事の 葛藤に関して、周りの反応がぬるいんですよね。 それは私自身が格闘ゲームにハマったことが無いのもあるんですが、もう少しゲームから 見いだされる魅力と続ける理由を描写してほしかったのが本音です。

ゲーム漫画描くなら、もっと遊び心ないと読んでてしんどいですね。 格闘ゲームやってる人たちの熱を負けた時の気持ちとかそういうの全部が 面白さに繋がって無いのが気になります。 日常パートも、もうちょっと１巻辺りにあったような毒気のある描写が無いと 何で描くのってなりますわ。 電源落とす下りは良かった。ドキュメント漫画なんだから、こういう描写があるのと 無いのではリアリティの幅が違う。

粒：普通、香り：良い

美味しいですよ！ 割れは皿に移してスプーン使って食べれば問題無いですし、とにかく安くて量が多いので罪悪感なくいただけます笑 配送早かったですね、私は愛知県にいますが翌日に届きました。 品質はお店で買うのと変わらないです。 私は塩つきが好きなので好みが同じ方は紺碧家さんのカシューナッツオススメします！