「ハイスクール・オーラバスター」「イズミ幻戦記」の若木未生先生のもうひとつの代表作「グラスハート」番外編です。 完結編「イデアマスター」発行から14年、最初の「グラスハート」1994年 コバルト文庫から29年目の発行です。 本文256P中158pが新作「アグリースワン」、後は書き下ろし含め短めの番外集です。 スピンオフ「アグリースワン」の主人公は香椎理多、地下アイドルグループのセンター19歳。 テン・ブランクのギタリスト高岡尚との恋愛譚です。 地下アイドルとかいて完結編の数年後かと思い「人一倍真面目なのに未成年(完結編当時)と？ どうしたんだ高岡尚!?(完結編時点で26歳)」と吃驚！ 読めば「グラスハート」本編と同時進行で高岡も若く、ちゃんと常識人で一安心。 本編と時代感に違和感はあるものの相変わらずのスピード感でグイグイ引き込まれて読んでしまいました。満足。 番外編は時期も視点もバラバラです。 個人的には西条の話もっと読みたかったなぁ。音大生・西条茜とか。 でも著者の中でこの人達がまだ動いているなら続編でも番外編でも数年後で良いので、また本として発行されたら嬉しいなぁと思うコバルト文庫初版からの読者です。

映画がかなり慌しい展開だったのでエピソード見落としの確認に「小説版を読むと良いよ」と友人からのアドバイスで初めて購入してみました。 確かに映画を観た大人が確認のために読むなら十分ですが、本来子供向に発行された本だと考えるとかなり雑な作りの本だと感じました。 おそらく脚本等から書き起こしただけと思われる『◯◯が〜〜した』という文章が並ぶばかりで『どのように』『どんな様子で』といった描写、場面転換に相応しい接続詞、ゲストキャラの外見の描写もなく、本当に映画ありきの本です。 描写も『キレた』『姫系インテリア』など、若い人は口語で使うかもしれないが子供に読ませるならもっと噛み砕いた表現を使うべきでは…という部分が随所に見られました。 また謎解きの鍵になる俳句の五七五の七の部分が６文字になる脱字もあり校正が入っているようにも見えません。 子供に「本を読む」「活字を読んで頭の中で膨らませる」ことに慣れ親しんでもらうには役に立たないのではないでしょうか。とても児童書と呼べるレベルにありません。 商業主義に乗っかって「子供に本を読ませる」のに一番大事な本質を見失った残念な作品だと思います。

前巻で前に進み出した主人公・はな代さん。 美容だけではなく、自分の世界も交友関係も広がり始め、更なるチャレンジも。 大学准教授の文学講座での『「オンナコドモ」がどうたらって先進的なつもりの人に笑われる』という言葉に、亡夫に『「お前の話はつまらん」ってよう言われた』ことを思い出し、今の自分には『いつまででも面白い話ができる』人がいることに喜びを感じる。 ところがそこに息子から心ない言葉が。 『おかんがそんなんわかるんか』『全部おとんのお金やん 無駄遣いして』『お友達の影響？』『いつも笑って待っててくれて 俺たちのことだけを思って三百六十五日』『さびしかった おかんが知らん人みたいに見えて』 超リアル！ 流石あの親父の息子だな。完全にモラハラだぞ。 だがそれに対し『お金やないところを分担したことで誰にもなんにも言われる筋合いはない』『もう自分ひとりのための時間に追い目とか無駄やとかは思わない』とはっきり宣言するはな代さん。爽快！！ そんなはな代さんの言動にエンパワメントされていく義娘・孫娘。 巻末のはな代さんの笑顔の意味は？ 三巻も絶対購入します！

久々に地に足のついた面白い漫画を読んだなぁという感想です。 最近の漫画はタイトルからしてラノベ風というかなろう系というか、絵柄もアニメ絵というか萌絵というか、内容的にもファンタジーというか現実感のない突飛な設定のものばかりという感じで、面白くない訳ではないものの正直似たようなタイトルと表紙絵だけで目が滑るほどお腹いっぱいという感じだったので、返って新鮮でした。 SNSで見かけた時は『孫娘の影響でファッションに目覚める』みたいな紹介で、それほど興味を持ったわけでもなかったのですが、電子版でサンプルを見たところ『別れの後には出会い有り』が切掛で、今まで自分でも気付かず押さえ込んでいた自分の『好きなもの』『好きなこと』を思い出して前に進み始めるストーリーで、ぐいぐい惹き込まれて読了しました。 『三十過ぎて生きていたくない』等仰るお若い方にも読んで頂きたいお話です。 それにしても『なんでそんなヤなオッちゃんと結婚したんや、はな代さん〜〜！！』とは叫びたくなりました。亡夫のイヤさが超リアルです。

重量感：非常に軽い、生地：少し薄め

小〜中型のエコバッグはいくつか持っているので、大型のエコバッグを探していました。 こちらの商品は大きい上に色柄がとてもオシャレでお値段もリーズナブルで目につきました。２つ購入するとオマケにもうひとつ付いてくるとのことだったので、ボタニカル柄とマルチボーダー柄を選んだところ、フラワーカモフラージュ柄が付いて来ました。(正直レオパード柄だったら使えないな〜と思っていたのですが)フラワーカモフラージュ柄が思った以上に可愛くて大変喜んでいます。 十分な大きさがありながら、畳んであると思った以上に軽くて小さく、鞄に予備として仕舞っておくのが容易です。畳んである時に外袋になっている部分が、広げると内側に入ってポケットになるのも良く出来ているな〜と感心しました。満点です。使うのが楽しみですね。

以前より痩せてしまいボトムが皆ズルズル落ちるようになってしまったため、ボトムにベルトループがなくても使えるゴム製のベルトを探していましたが、大きいサイズの方向けのものばかりで小さいサイズ用(＝痩せていても使えるもの)がほとんどなく、困っていたところにこの商品を見つけました。 レヴューを見ると『アクセント用』『とめる力はあまり...』という意見も多く『ダメかな〜？』と思いつつも、淡色用のサンドグレーと濃色用のブラックを購入してみました。 金具で長さを調整して着用したところ、十分にロングスカートやパンツを留めるパワーがあり、大変喜んでいます。金具の歯をしっかり垂直にゴム部分に噛ませるのがコツなのかな？ 良いお買い物になったと思います。

皆さんレヴューで「簡単に出来る」「ぱっつんに気を付けて」と仰っているので、そのつもりで試用してみたのですが、私が不器用なのか、握力が弱いのか「切れない...？」というのが第一印象です。かなり少しずつ、力を込めてもスッスッと梳ける感じはなく、切れる時は引っ掛かるような感じでプツプツッと切れる感じでした。確かに鋏で切るというよりは剃刀で切る感じに近い気がします。 かなり時間を掛けて出来上がりは確かにぱっつんにならず適度に毛先が梳けた感じになりましたが、一発で思った通りに仕上げるのはかなり難しく練習が必要ではないかと思います。家庭用の鋏で梳くよりは仕上がりは良いと思いますが「スゴく簡単！」というわけにはいきませんでした。