スポーツラインのリールは、よくネジの締め付けが中途半端で止まっている物が多く、使用前に確認しておく方が良い。今回はローター内側の側面カバーのネジが宙吊り状態だった。又、ベアリング数に関係無くハンドルが相対的に重たい商品が殆どで、ギヤ比がハイギヤとは言わないまでも高めの設定であるのと、グリスの量と質が良くない。 対応策としては、バラしてグリスを拭き取りオイルを注すとかなり改善はされる。しかしそれ以上はベアリングチューンとなってくる。このメーカーのシリーズは部品図が基本同封されていない為、それなりの知識のある方で無いと、分解・組み付けは難しいので、ある意味ベテラン志向。 見た目は値段以上に良いので、メンテが出来れば、良い商品。

ベアリング数が多い割には、ハンドル重く、ゴリゴリ感が半端ない。同ブランドのSP A-MAXやSP I-MAXの方が値段も安く、まだ回転も軽い。ダイワのリールを作っているメーカーという事もあって買っては見たが、同価格レベルのダイワクレストにも遠く及ばない。 繊細な釣りには不可。バス釣りも厳しいかな。 又、ローラー、ウォームシャフト、本体カバーのネジが締め付けが中途半端で止まっていたので、ついでに分解してみると、ローラーが2ベアリングなので、本体には４ベアリングしか入っていない。合計では６ベアリングでは有るのだが、若干パッケージに記載の内容とは違いがある。

ハンドルの回転自体は、滑らかさはあるものの、巻き心地は重い。値段を考えれば悪くは無いが、この商品の画像を見て、グローブライドのスポーツラインのリールと良く似ていたので、実動品としてでは無く、検証するのに購入。やはり両者は外見や大きさ（番手）こそ違うものの、共通した部品が多く、内部に関してはほぼ同じである。つまり、スポーツラインのリールはプロマリンのリールと製造元は同じでは無いのか？と思う。 以前より、スポーツラインブランドのリールが（グローブライド）ダイワブランドと同じと言う事自体が、余りに差がありすぎで、疑問であったので実際に買ってみた。

見た目や作りは基本他者商品でも同じなので、後は配線の細さ対策が必要になる（細く弱い）。僕の場合は3極の防水カプラーを脱着のし易い所で付けるので、そこまでの配線となるが、輸入物の商品は配線切れや皮膜がやけに弱く折り曲げるだけで割れや断線を起こす商品がちょくちょくある。お店の注意書きにも配線の弱さが書かれているので注意して扱う方が無難かも。 防水面はレンズと土台との間にプラスチック用のボンドを塗る程度でイケると思う。

リーズナブルな値段なので、クオリティを求める方には向かないかも。 片方R加工がなされていなかったり、素人に近いグラインダー研磨等ムラが有るので値段的な感じ。 取り付けは取説を見なくても出来る程度に簡単。 ボルト類は普段は使わないであろう16と18のボックスとメガネが必要になるので、出来れば国産のシャーシボルトを手配する方が無難。 又、塗装が剥がれた所は直ぐに錆びるので直ぐにタッチアップする方が良いだろう。

濃い目のスモークで、見た目も良く真っ黒では無いので運転には問題も無い、アウトレットいわゆるB級品なので何が悪いのかは、物によって変わってくるのでわからないが、見た感じ外装袋が1箇所破れていただけで、歪みも無く傷もなく、使用には何の問題も無かった。 しいて言えば、両面テープが厚みの余り無いタイプなので、もう少し厚みのあるタイプに交換する方が良いだろう。

プレッシャーの高いフィールドでは、あえて派手な色や反射するものは使用せず、動き重視でこのカラーを選択。オススメの2ポンドでは、ニゴイやウグイがヒットした時に怖いので、あえてフロロの3ポンドを使用。 ラインが透明の為、ラインでの当たりを取るのは難しくなったが、3ポンドでも動きやトレースするのは問題無さそう。

耐久性：壊れやすい、明るさ：明るい

実際の耐久性は暫くしないと判らないが、カバーやアルミベースは薄く握るとフワフワするので、耐久性は低いかと思う。 又、輸送で出来た傷か製造上で出来た傷かは不明だが、表面には無数の傷が付いている。 値段が安いのでクオリティーを求める人には向かないかも。 明るさは有るのと軽いので取り付けするのは楽な方かと思う。