宗教と科学、一見対立すらかのように見える両者の関係を、歴史を動かした科学者たちの宗教観から読み解く、ユニークな作品。作者も物理学者でキリスト教徒。数学者や科学者の言う「美しさ」と神の関係、神を信じることと宗教の違い、そんなことも気づかされました。科学者たちの研究内容がどう神の領域を脅かすか、と言うのが一つのポイントなので、専門的な話も出てきますが、文系の自分にも比較的わかりやすく説明してあります。それでも量子力学からは…ですが。文章も平易で読みやすく、歴史と科学史の両方をサクッとおさらいできる良著です。

6曲入りのEPですが、このバンドの創作意欲が健在なことを実感する充実した内容です。Ebb & FlowやThis is your lifeのような彼ららしい落ち着いたポップロックはもちろん、This is Londonの少しパンクな感じも堪らない。何よりAlanのボーカルも伸び伸びとしていて安心します。

一通りシリーズ全部見てから一作目を見返すと、ブライアン・デ・パルマが監督なだけあって、アクションというより極上なスリラーの雰囲気が強いですね。続編たちと比べると異色？逆説的ですが。それにしてもトム・クルーズ若い…そして速攻で退場するエミリオ・エステベスが愛おしい。

陰陽座のメタルな魅力が炸裂しています。ここ数作で比べても、正統派メタルのヘヴィさと彼ららしいキャッチーさのバランスが非常によい作品かと。良い意味でシングルにもなっている桜花忍法帖が浮いてない。ドラマティックさも薄れていませんが、冗長さはなくまとまりのあるアルバム。

単純にアクションシーンがキレがあって映像もスタイリッシュで良いです。真新しさは少ないですが。初登場の俳優陣も名優ばかりで良いですが、前作よりもチームに馴染みつつ真面目さを隠せないジェレミー・レナーの役柄が、よいスパイスになりマンネリを防いでるかと。

ピアノトリオが好きだったので、弦楽器とクインテットという珍しいスタイルに、…？と思いましたが、いやはや、ほんとに素晴らしい作品です。件のフジロックにもこの編成で登場しているのを配信で見ましたが、なんなら一番ロックしてました(ジャズですが)

子供の頃にエピソード1を劇場で見た世代にはたまらない作品かと。アナキンの葛藤がうまくわかりやすく描かれ、ダークサイドに人間味すら感じます。つくづく、希望にあふれた幼少期のアナキンとパドメから、この帰結に導くプロットには舌を巻きます。

２作目ということで、キャラクターや世界観の説明が不要な分、アクションシーンが豊富です。とは言え、基本はギリシア神話に根差しているので、ヘパイストスとクロノスのことは飾っておくときちんと楽しめるかと。

すとーりーず、から聞くようになった自分からすると、かなりメロディアスと言うか、ナンバーガールの香りが残ってますね。

それほど小さくはありませんが、主張しすぎることなく、部屋に馴染みました。色も優しい色で、何を挿しても映えます。