下巻も相変わらずの危機また危機の連続で畳み掛ける展開。いつも通りの安定の面白さに加え、タッカー&ケインを襲う、避けて通れない試練もしっかりと描ききり、切なくも素晴らしいラストだと思います。ただ不安なのがΣフォースも最近のシリーズもの映画とかにありがちなファミリーの傾向にあるかなと…コワルスキが初登場したときの様に、チームにそぐわなそうな協力な新メンバーの登場を期待します。

待ってました、諸星先生の漫画にハマり40年以上経ちますが、いまだに新作の発売が待ち遠しく感じます。シリーズも前回に続き女性二人が主人公、今回は宿敵になりそうな魔女?も登場で、まだまだ続きそうな予感がします。シリアスな物語もいいのですが、不思議の中に程よい笑いも織り込んだシリーズで栞と紙魚子くらい続けて頂きたいと思います。

待った甲斐がありました、バラバラに話が進み各パートの終わりに少しずつ不穏な空気を漂わせ、終盤は一気に解決向かいそれぞれの物語が収束して行く。 ただ、これだけ待ったのだからもう少し登場人物の背景を掘っても良かった様な気がします。とはいえ、それをやったらこのページ数では足りませんね。相変わらずもっと読んでいたい物語です。

鬼龍院とボックの再戦が今回の見所です。天膳の教えを絡め、余すところなく描き切り一応の決着はつきましたが、それ以上に気になるのが物語の進行。本当にあと数巻で終わるのか？次を早く読みたいので発売のペースを早めて欲しいです！ 約一年は空くと思うと待ち遠しくてたまらないですね。

終盤に向けて畳み掛ける展開です。原作も読んでいますので当然ストーリーは知っているのですが、画による見せ方が秀逸です。文字では想像するしかない双子の父親似の姿も昔の映画のショボさとは比較にならない、納得のデザインです。これからもラヴクラフト作品の漫画化に期待します。

早速使ってみました、他のレビューにもありましたが調整がちょっと難しく感じました。なんとか一番いい感じで着ける事ができましたが靴は繰り返し履いたり脱いだりするものなのでどの程度の耐久性があるのか気になります。ただ、靴ヒモがあまり気にならないのはいいですね。

今回はスタートが以前のストーリーよりも控えめで入り込むのに少々時間がかかりました。上巻の半ばから登場人物が出揃い、久しぶりのタッカー&ケインの登場。相変わらず面白いのですが、下巻に向けて科学的側面よりももう少し『歴史的事実』を掘り下げて欲しかったです。

プリンツ救出ですが、敵の裏をかいての救出にちょっとあっさりした感じもしました。策士同士の騙し合いは得てして単純なのかもしれませんね。雑誌ではなくコミックで追いかけているのでイサックとロレンツォの戦いがどうなって行くのか楽しみです。