今回から発売時期が変更となったもので購入を迷っていたが、結局はやはり購入。ただ、以前より見づらくなった所があるのと、掲載される商品が近年発売のものに絞られたため商品ラインナップが一気に寂しくなった感じ。カタログから漏れた商品が果たして再販もしくはリニューアルがあるのかが分からない。個人的には紙面レイアウトをもう少し工夫出来なかったかなと思う。機関紙だったキロポストが既に廃刊になった事もあり、製品情報やレールレイアウト作成例などの解説に触れる機会が少なくなったのは残念。その意味で今回は辛口評価とならざるを得ません

壊れやすいM-9モーター(品番0623)の交換用として購入。実際M-9は壊れると過熱でホルダーまでダメになってしまう(集電スプリングの熱でスプリング固定ツメが溶解する。本来メーカーエラーとして処理すべき案件だが…)ので、なぜ今までM-9モーターをホルダー付きで交換部品として別売りしなかったのか。本製品は性能改善と共にホルダー付属で、M-9モーターがまた壊れても一式交換出来るようになった。コレクションのうち走らせる機会の多い485系とキハ183系は早めにこちらのモーターに全て置き換えてしまいたい。

耐久性：普通

迷ったが旧製品の置き換え目的で購入。旧製品はシリーズ通してキハ183-0型の床下部分の反りが酷いものが多く、ボディパーツと綺麗にハマらないうらみがあった。今回の製品は床下の反りが全くない訳ではないが、反り具合にばらつきがあり、完璧を求める向きには評価が分かれる所。見た目は旧製品とほとんど変わらず、今回から動力車モーターの新型化とライトが電球色に変更になったが、動力車はモーターのみ部品買いし、旧製品のライトプリズムに蛍光オレンジで着色すれば事足りるのでは…？

増結セットを動力化するために購入。ひだの途中駅で増解結して富山方面へ足を伸ばす編成や、ひだと南紀を並べる情景を再現出来る。ただ難点が一つ。シート表現がキハ84-0に即しているため、キハ84-200又は300番台に本品を組み込むと中のライトプリズム受け部が丸見えで、ライトユニットを組み込むと影が出来てしまい窓ガラスからの見栄えがどうしても悪くなる。シート表現が300番台に即して作られていれば更に良かったのだが欲張った感想だろうか。

旧タイプの高架駅を一部置き換える目的で購入。従来の製品は天井部の突起が新タイプの高架橋とフィットせず、島式ホームの高架駅を広く展開して組むには加工必須だった。しかも組み立て方向は列車に対して縦向き限定。リニューアルした製品は新高架橋に対して横向きに組む事も出来るので汎用性が広がった。少しずつ古い高架駅と置き換えていき、余剰となった古い高架駅はコンビニエンスストアを組み込む加工・改造の種にしていく。

今年の猛暑対策のためサーキュレーターを買い増し。いざ使ってみるとすでに購入していた別メーカーのサーキュレーターとの風力の差は歴然だった。風力が強くて部屋に貼ってあるポスターが剥がれるのではと心配になる程である。実はこのレビューを書いている８月10日に熱中症を発症して仕事を休んでしまい、部屋の温度がなかなか下がらない中で早めに回復出来た。この１台を買っていなかったらまだ苦しんでいたかも知れない。

耐久性：普通

車体上部の継ぎ目がない７次車が製品化。先行してはまなす、ラベンダー編成が製品化されているため製品イメージは出来ている。６次車以前に比べ光沢の強い銀色の車体は目を引くだろう。しかし、北斗の７両編成以上で中間に組み込まれるキハ260-1400型が製品化されないのは画竜点睛を欠いた。近年の北斗、おおぞらが５両や６両編成が多いとはいえ増結編成を完全再現出来ないのは残念。その分減点

以前からこの商品は他店で購入していたが、古い駅用高架橋を完全に置き換える目的で追加購入。組み方で対面式ホーム用の高架橋と組み合わせて使ったり、３面６線のターミナル駅を製作出来たりする。難点はジョイント部の穴が小さくて高架橋同士を繋ぐ際に組み合わせるパーツの突起部分が入りづらい事。旧製品の高架橋とはその意味で相性が悪いので、併用する際は3.0mmピンバイスで加工が必要

建物内部がほぼスカスカだった旧製品に比べて大幅にグレードアップした内容。他の製品との組み合わせ次第でレイアウトの構成に幅が出来る。ただ難点が１つ。我が家の模型部屋は西陽が差すため、ミラーウインドウが逆に仇とならないかという点。外箱の説明にもあるように収れん火災には要注意で、旧製品のガラスパーツと差し替えて使用する事も検討した方が良いかもしれません