「ぼくのエリ・200歳の少女」や「裏切りのサーカス」で高評価を得たトーマス・アルフレッドソン監督のサイコスリラー。ノルウェーの警察小説が原作だからなのか？何と日本劇場未公開。女優陣もシャルロット・ゲンズブールにレベッカ・ファーガソンと中々豪華な顔ぶれなのに。R-15指定で描写もリアル。拾い物だと思う。

ミネット・ウォルターズの「女彫刻家」というミステリがあって発行当時、年間ベストで軒並一位になった。太った女猟奇殺人犯を女性ライターが取材する内に冤罪を確信して彼女を助けようとするが…てな辺りの設定が酷似してる。でも細部は「夏目アラタ」の方が良く出来ていると思う。

ベストセラーになっただけあって掲載されたレシピはどれも簡単に作れたし美味しいものが多かった。通常の料理本は見開きでひとつのレシピしか載ってない事が多いが、それほど手間のかからない料理については1ページで済ませて一冊の掲載料理数を増やしている。

明らかに「呪怨」や「リング」等の所謂Jホラーの影響を受けつつも、それを自家薬籠中のものとして見事にホラーエンターテインメントとして成功させている。でもやっぱり海外では幽霊という概念が理解不能なのか伽倻子的な霊的存在がモンスターになってるけど。

犬童一心監督の大傑作。主演の池脇千鶴が体当たりの演技で障害者の性愛を正面から演じる。以前夜中の地上波でTV放映されたが多分テーマ的にもうTV放映は難しいだろう。今回見返して江口徳子（現のり子）と新井浩文が出ていたのにもびっくりした。

絵本作家・石黒亜矢子とグラニフのコラボレーションTシャツ。この化け猫ラインは袖の妖怪猫達の百面相が楽しい。左右の袖で異なる柄なのも良し。グラニフはリアル店舗で何度も購入した経験がある為サイズがよく分かっていて通販でも心配無用でした。

ながやす巧は「愛と誠」以来ずっと読んでいるがトップレベルの画力以上に本当に漫画が上手い。複数の時代を跨いで展開する複雑な構成を難なく読ませてしまうのは流石。特にこの巻は語り手が大野千秋に代わり、しかも書簡によるもの・という複雑さ。

篠原健太は「スケットダンス」や「彼方のアストラ」で有名だけど…本作は今のところ少しマイナーかも。恐らくミステリファンの作者が魔女っ子コメディ？と自分も最初疑問に思った。でも巻を追うごとにミステリ的な仕掛けも見られて作者らしい。

食感：普通

吉野家の牛丼、独身の頃は毎日のように食べていた。コロナ騒動で外食から足が遠のいてしまい中々食べに行けない状況が続き何度か家であの味を再現しようとしたが毎回何かが違う。でもこの冷凍牛丼の具があればいつでも食べたい時に食べられる。

一ノ関圭の「鼻紙写楽」新章・小紅が3回連続掲載というニュースを見て慌てて書店を探し回ったが既に店頭には何処にもなくネットにあって助かった。他にも「ギャラリーフェイク」や諸星大二郎等、読める面子が揃っていて420円は高くない。