印相体を注文。文字のデザインが、あたたかく、凝っている。ハンドメイドを思わせる曲線。（おそらくチタンは難削材料、ハンドメイドでこの金額は不可能だとおもう。。） 他のサイズ（12mm）を他社で注文製作したことがあるが、そちらもとても精巧な出来ではあったものの、字体のデザインはどこか工業的ともいうべきか、人間らしい文字のかすれやふくらみのようなニュアンスは無かった。そうした意味でこの商品は◎でした。それから、朱肉のノリも良いので、文字がクッキリ仕上がる◎。 難点は、文字の上下が認識できる窪み加工が無いこと。工作の多少の心得があれば、センタポンチなどで自分でけがくと良いでしょう。

ただペンを持つだけでなく、それをとりまく道具も充実させることは重要だ。ものを大事に使うことにも繋がるし、道具の質と同時に仕事の質も向上する。一見何の変哲も無いものでも、手の込んだ品はすべてに幸福をもたらし、あらゆることに好結果をもたらすことになるだろう。これが、同じ“書く”性能を持ち合わせたボールペンを比較した時の、１本100円と8000円の違いの本質である。このケースは、その一端を担っている。