今春、日経新聞別刷に取り上げられた 大西慶造さんの万年筆作りの匠の技。一目でこの しだれ桜 に魅せられました。 私が日々愛用しているのはパイロットのCocoon。きちんとした万年筆ながらお手頃価格で、それを基準にしてしまうとこちらは文字通りの高嶺の花です。記事を切り抜いて保存し、時々読み返しては大西さんのドラマに想いを馳せてきました。 4か月余りを経て、満を持して購入を決めました。程なく届いた万年筆はPCで見た通りの色合いで息を呑むほど美しく、「運慶の木には仏像が埋まっている」の言葉を彷彿させる伝統工芸品でありました。 傷つけないように薄手のハンカチを縫った小町袋に入れて、配色を考えて選んだインクはパイロットの「色しずく；紫陽花」。究極の日用品の贅沢を末永く満喫したい、そのためには健康寿命を延ばさなくっちゃ…という訳で、生活習慣病予防に力の入る今日この頃です。 大西さんと同時代を生きる幸せを実感します。どうぞお元気で素晴らしい万年筆を作り続けてくださいますように。