除雪機はどうしても高価で、かつ使用可能な時期が限定されるため、予算や使用目的や頻度などを事前に検討しなくてはならないが、今回自分はそこを見誤ったと思う。 確かにコンセプトとしては素晴らしく、動力源をコンセントから有線から取ることによって、まさに家の周りの20m以内の除雪を目的とすることで価格を抑えた設計になっているが、問題として、説明書等にあるように、まず対象となるのが新雪のそれも水分をほとんど含まない乾いた雪であること（ちょっとでも溶け出すとアウト）、自走式ではないため手押しになるが、その際地面が舗装路のような平坦部であること（土や砂利や圧雪面でのタイヤの食いつきが悪い）、何より部品の剛性が低く、ノブ式のナットが緩みやすいため数メートルの前進でパイプの固定が外れ、またナットを締めすぎるとパイプが破断してしまう（1日目で発生）など、軽量機ゆえの弱点が目立つ。 ここは多少価格が上がっても、マキタやハイコーキ、あるいはオレゴンやハスクバーナ、スチールのように、バッテリーを他機種で使いまわせることで多用途に用いられるバッテリー式か、騒音が気にならない環境ならばエンジン式の方がよいと考える。

林業先進国のメーカーだけあって、「さすがは」と口にしてしまう機能がてんこもりです。 袖ひとつとっても、袖締りをよくするためにリブが内蔵されており、そこをコーデュラで補強された部位が筒状に覆うようになっているため、チェーンソー使用時に切り粉が袖や手袋に入ってくるという悩みも防げそうです（虫の侵入も同様）。 他のところでも、通気性を確保するために腋に設けられたファスナーや背中の大型メッシュなど、よく考えられたデザインになっています。 この商品の最大の問題点は「サイズ選び」で、商品説明にある「腕の動きをよくする長めの袖」のために、実際のサイズよりも更に大きいものであると考えてください。ハスクバーナの英語サイトによれば、Sサイズ36～38″、Mサイズ40～42″、Lサイズ48～50″とありますが、身長180cm胸囲96cmの私の場合、Sサイズでジャストでした（タグにある適応身長は170～176cm）。基本的に、北欧の大男が着用するものだと思った方がよいでしょう。 最後に、箱に入って送られてくるこの商品ですが、パッケージに印刷された「Maid in China」が残念でならないところです。

排気量1000cc以下用ということで、軽自動車が主な使用先になると思われるが、軽自動車でもオイル容量は幅があり、中には3リットルという車種もあるので、別枠にあるSサイズ2本セットを購入することを検討してもよいかもしれない。レビューを読むと使用感がまちまちだが、投入後のかなりエンジンを追い込む「儀式」をしているかどうかだと思われる。自分も当初は山道を走る程度の4000回転台走行を5分程度実施したものの、あまり効果は感じられず、その後のオイル交換後に改めてSサイズ投入後、高速道路で低速ギアによる7000回転台の走行を15分間実施することで、ようやくレヴィテックの効果を実感できるようになった。正直なところ、タコメーターつきのMT車ならまだしも、AT車それもCVTで高回転領域まで引っ張るには、高速道路でもかなり条件がよいところ（120キロ区間など）が必要で、レヴィテック自体の高価格を含めたコストを、5万ｋｍという長距離の効果持続で補う形になっている……と思われました。（国産添加剤と異なり、燃費改善効果についてはかなり薄かったです）

最新の、2013年のロットで来ました（側面に図示してある）。これまでは開栓口の反対側に黒いキャップがあり、そこに孔を開けることで注げるようになりましたが、そこが省略されているので、今回からはその必要がなくなるようです。 植物性チェーンオイルは高価ですが、気温によって粘度を選択する必要がなく、手や服にこぼしても洗浄が容易で、チェーンソー使用後にコンプレッサーで本体に付着した木屑を飛ばすときも、周囲の環境への影響を最小限に留めることができます。これは特に自宅にペットがいる場合は考慮するところです。 また最近では、水源地や一級河川での作業においては植物性チェーンオイルの使用を求められるため、オイルタンク内のクリーニングの手間を考えれば、最初から使用していたほうが楽でしょう。 ハスクバーナとしては、なるべく粘度が高いチェーンオイルの使用を推奨していますが、実際に使ったところでは低粘度のビーゴイルの方が潤滑および冷却に関して優れていると感じます。唯一の欠点としては、使用後に長期間放置するとチェーンとガイドバーとの固着を招くことくらいです。

斧の場合、RPGのように片手斧と両手斧があるが、このハンターズアクスは片手でも両手でも扱える素晴らしいバランスの斧となっている。持ったときに感動すると思う。グレンスフォシュも今はかなり高くなり、ハンターも初期のカタログ価格は確か14700円〜15750円だったので、ポイント還元を含めて当時と近い価格で購入できるのは希少な機会となった。 スキナーとして使える刃や、肉やニンニクを叩ける特異な斧頭の実際の利用もレビューできればよいものの、なかなかその機会がないのでそこは省略すると、山へ持っていける複数機能のある斧としては、薪割りもできる楔型の刃を持つより軽量な同社のアウトドア・アックスか、このハンターとなると思う。山で簡易構造物やシェルターを作らなければならない場合まで考えるなら、市場に数多ある手斧の類よりもこのクラスが適するだろう。（日本の場合、伝統的な片刃鉈のユーティリティが元々高いのもあるが）

3Lだけあって、サイズは非常に大きく、普通に使うと大柄な成人男性でもブカブカになってしまいますが、その反面、同じ理由で、余裕のある太めの手首周りは、冬用の厚手のジャンパーやツナギの袖を楽に格納できるので、その後、腕カバーを被せることで手袋内に雪や異物の侵入をほぼ確実に防ぐことが可能となります（LやLLだとこれができない）。手袋内もかなり大きいため、アンダーグローブや一部の防振手袋すら装備・併用することもでき、冬場のある特定の限定状況下では無類の強みを発揮してくれます。雪解けによる泥濘が相手でも、ゴム手袋感覚で染み込むことなくすぐ洗えるのも魅力です。価格はちと高めですが、ゴムと違って加水分解されないので寿命は長いです。

グレンスフォシュやヘルコ、バーコといった海外製クサビの中では価格が安めなので、気軽に使えます。 斧で割るのが困難な松などの節の多い材や、樹皮でカバーされた樺類、あるいは剪定されたリンゴや梅のような、やや細めの材に対して特に効力を発揮し、あたかも削ぐように割ることができます。 別途、使用者の膂力に合ったハンマーやカケヤ、クサビ打ちのできる斧が必要になりますが、もう1本斧を用意するよりかは安く、そして確実な仕事をしてくれる道具といえましょう。 最後に、クサビを金属同士で打ち合った場合、周囲に破片被害を及ぼす可能性があるので、念のために防護ゴーグルの装備をお忘れなく。（もしくは特殊素材でできた非金属性ハンマーを使用）

ヤスリメーカーとしてのイメージが強い、バローベのクサビです。伐採の現場では消耗品なので、送料無料で1本あたり約1000円で買えるのはありがたいです。特に最近では安定重視でクサビを3本使う特殊な伐倒法もある以上、複数本の購入は必須の感があります。他メーカーのクサビ、例えばハスクバーナのと比べると厚めですが、その分、木を起こせるため、薄型のハスクバーナでスキマを作りつつ、バローベで起こすといった使い方がメインとなります。強度面でも、冬に割れるということもなく、ショックレスハンマー使用での打撃で、かなり長期間使えています。

サイズ：ちょうどよい

KEEN本社のあるアメリカはポートランド製ということで、当時販売されていたノポブーツと並んで人気が高かったブーツ。 ノポと異なってデザインが非常にシンプルであるために、ワークにもホビーにも日常の足に使えるよいブーツであり、軽量さと屈曲性も非常によい。 使われているフルグレインレザーは防水加工がされていないため、自分の好きなオイルやクリーム、ワックスで仕上げられのも、最近のKEENとは異なるところであり、長く履けると思う。

耐久性：壊れにくい、重量感：非常に軽い、遮光感：普通

以前使っていたオーバーグラスが加水分解によって損傷したので購入しました。オーバーグラスはテンプルが重要ですが、他メーカーと比べても非常にフレキシブルで、ヘルメット着用時でもスムースに着脱できます。かなり薄く開放部が多いデザインは好みが出そうですが、軽量であることや鼻にかからずとも支えられるため、その辺りもよく作られていると感じます。