本物のトラジャはキーコーヒーでしか手に入らない。かつてスマトラ島と呼んだインドネシアの島の中央部、トラジャ地方の標高の高い指定農園で、古典種であるアラビカ種のコーヒーの木を大切に育てた実から採れるものだ。ちまたでトラジャ○○と勝手に呼んでいるものは、トラジャ地方では無い｢偽物」ものもある。届いたトラジャは袋がパンパンに膨らんでいたが、残念ながら、焙煎日から数週間～１月経ったもの(賞味期限からの推定）であった。その為、豆を挽いた直後に淹れたが、泡立ちはイマイチである。このあたりの新鮮さは、焙煎直後に発送してくれる小さなコーヒー豆屋には敵わない。粒のそろいにくいアラビカ種にしては、豆の大きさはそろっていてきれいだ。豆は「やや深煎り」である。おそらく、きりっとした酸味やほのかな甘みも出したいために、「やや深煎り」を選んでいるのだと思う。いつも飲んでいる指定農園以外の「トラジャ」はもう少し深煎りである。いつもの安い｢トラジャ」はコクと苦みが中心だが、さすがにトアルコはすっきりした酸味が加わる。ただ、焙煎後時間が経っているの少しだけ酸化の酸味が混じった味なのが、残念だった。もっと新鮮な豆が欲しい

コミネのJK-599(3シーズン対応ジャケット）の冬用インナーとして購入した。届いたものを試着してみると、私の小柄な身体(160cm54kg）でもフィット感は悪くない。 他のメーカーのジャケットの内着として使っても良さそうだ。バイク用以外のウエアをバイク用のインナーにすると、ジャケットの裾からはみ出して、みっともないこともあるが、これはジャケット内に収まるので、インナーが下にはみ出ることも無い。 　前開きが二重になっていて、インナーのくせに防風にはしっかり気を遣ってある。その分、脱着は少々面倒。携帯用の収納袋も着いているが、結構かさばる商品なので、サイズ大きめ。バイクのボックスやデイパックに入れると、他の荷物が減ってしまうおおきさだ。 MサイズのJK599（Mサイズから上しか無い）は私にとっては大きすぎたが、このインナーを取り付けるとまあまあのフィット感になる。ただし、膨れ上がるフォルムになって、見た目「太め」の、ちょっとダサい感じになる。防寒用に中綿がしっかり入っているので、それは仕方のないことだ。通気性が少しあって、寒気が侵入する可能性があるが、通気性０だど、蒸れてしまうから、やむを得ない

カストロールは、化学合成オイルの品質劣化（グループⅤやⅣの本物化学合成オイルから、グループⅢのインチキ化学合成オイルを定着）させた張本人である。又、日本カストロールは製油工場を持たず、他の製油会社に生産を委託しているから、カストロールを使うのはずっと避けていて、モービル１（これも以前からは劣化した）を使っていた。しかし、日本の石油元売りの再編成でモービルは撤退。モービル１を作っていた｢東燃」も売り払い、モービル１の製造場所が日本から無くなり、入手が難しくなった。そこでやむなくカストロールを使うことにした。 　オイル交換の為に、缶を空けようと思ってビックリ。フタの封印金具に取り外し用の取っ手がない。やれやれと思って、一手間かけて開封。オイルジョッキに注いだ時の感じではモービル１よりも更に柔らかい感じだ。NAの軽自動車に使用。交換後のフィーリングや性能の優劣を説明するのは難しい。なぜなら、比較するのは5000km走行して、くたびれたモービル１と新品のエッジである。同一性能なら、新品がいいに決まっている。個人が同一条件でオイルの優劣を比較するのは困難であるから、結局はメーカーを信頼するしかない。

耐久性：普通、重量感：非常に重い、乗り心地：良い

電動アシスト自転車に何を期待するかによって評価は大きく変わる。 脚力の衰えた妻のために、ロードバイクから、電動アシストに変えたが、失敗だった。本来、e-bikeであるYPJを買う予定だったが、YPJはフレームサイズが大きく、小柄な妻に合うフレームがなかった。仕方がないので、PASシリーズの中で小柄な人でも乗れてかつもっともスポーティなVIENTA5を購入。 　届いたVIENTA5を妻と試乗しての初感想は｢重い」｢走らない」｢遅い」　車重10kgを切るロードバイクの2倍以上の重さ、抵抗の大きいタイヤ、ワイドレシオで、ペダルを回しながらの変速が出来ない内装5段変速。時速20kmを越えるとアシスト量はわずかなので、重くて抵抗の大きい自転車をほぼ人力で漕ぐことになる。アベレージ25km/ｈで走る為には「大リーグ要請ギプス」のごとき負荷に耐える｢超トレーニング」となる。 　ママチャリからの乗り換えなら、｢漕ぎやすい」｢楽ちん」｢スムーズ」｢ブレーキ良く効く」という高評価になるだろう。アシストを常に「強」にして、5速で20km/ｈ以下で走れば走れば、｢楽ちん」な自転車である。決して速く走ろうとしないことだ。

香り：良い、苦味：普通、酸味：弱い

質の良いトラジャが入手しにくくなって（キーコーヒーから買えば良いが、高いし、焙煎鮮度がイマイチ）、最近はマンデリンをよく飲むようになった。そこそこの価格で納得できる味を求めて、色んな豆屋さんから、マンデリンを買っている。この豆屋さんから初めての購入である。マンデリンの中では最も高級な「トバコ」、スマトラ島の北部世界最大のカルデラ湖「トバ湖」周辺の高原で採れた豆らしい。マンデリンは普通「深煎り」に焙煎するものだが、ここのは豆の品質に自信があるのか、「中煎り」である。その為、マンデリン特有の苦みは弱く、よく言えば、飲みやすい。逆に言えばパンチに欠ける。マンデリン系は香りはたいしたことはない(深煎り特有の焙煎香はある）が、この豆は中煎りのため、香りも少しある。と言ってもキリマン、モカ系のフルティーな香りとは違う香りだ。豆を挽いて、淹れた本人は作業中に嗅いでしまって分からないが、飲んだ後で、外からダイニングに戻ると、香りが充満している。　マンデリンらしく酸味は弱く、酸味が嫌いな人で、苦みもほどほどのコーヒーが好きな人には向いている。ガツンと来る苦みとコクが好きな私にとってはややもの足りない。

味わいのある苦みと深いコクが売りであるトラジャコーヒーだから、普通は深煎りが多い。うちがいつも取り寄せるトラジャも深煎りだ。ところがこれは浅煎り。このお店は浅煎りから中煎りがメインのようだが、「浅煎りのトラジャコーヒーねえ！？」と興味津々で注文してみた。きっちりテイスティングをして見る。煎りが浅いので抽出されたコーヒーもトラジャにしては色が薄い。飲んでみる、「なるほど、浅煎りだ。きれいな酸味が出ている。」と思わず声が出る。一緒に買ったキリマンジャロＡＡよりもさわやかな酸味がする。これはキーコーヒーのトアルコ・トラジャのような味なんだろうと思う。トアルコも酸味が売りだから。もちろんキーとは農園は違うだろうが、この豆の農園もトアルコと同じ島で標高も同じぐらいだし。 200ｇあたり1400円だから、私の懐具合からすると高価だが、その価値はあると思った。コーヒー通の方にお勧めしたい。 浅煎りらしく香りも出ている。できれば自分で豆を挽き、ドリップするのではなく、誰かにしてもらうのがいい。なぜなら香りは抽出時に最も出て、淹れた人は香りに慣れてしまって、飲む時にその香りの良さが分からなくなってしまう

ヘルメットはメインはアライだが、町乗りなどのサブはずっとヤマハである。YJ-5をⅡ、Ⅲと使い続けたが、さすがに交換時期だと思って、買い換えた。ヤマハは取り扱っている店舗が少ないので、ネット購入に頼るしかない。そこで購入者のレビューを参考にしたのだが、これが失敗だった。なぜならヤマハヘルメットは安いヘルメットから買い換える人が多く、当然、今までのヘルメットと比べて「いい」と評価したり、「サイズがきつい」と評価する人が多い。安物ヘルメットの多くがホールドが甘いので、まともなヘルメットを被ると「きつい」と感じる人が多いのだが、本来がっちりホールドするのが「当たり前のヘルメットなのである」。だから、被ってみて「ややきつめ」が正しい。やんわりホールドして、首を左右に振るとヘルメットが動いてしまうのは正しいサイズでは無い。被ったときはややきつめでも、ライディングして頭が痛くならないなら正しいサイズだ。YJ-20はヤマハヘルメットの伝統でホールドは甘めだが、YJ-5と比較するとまともになった。同じMサイズで「ゆったりフィット」が「タイトなフィット」になった。少しきつめに感じるが、頭痛は起きない。