そのままだとNFJ YDA138 デジアン自作キットに比較して少し解像度が低く、低音が出ていない感じがしました。ただ、このケースに電源スイッチまでついていてこの値段はお買い得です。 まずは、電源部FB1・FB2をコモンモードチョークコイルに、FB3はファインメットビーズに交換。CT9にSANYO WX 16V 2200μFを追加。これは背が高くケースに入らないのでねかせてます。CT8にはPanasonic FJ 1６V 680μFを追加。CT10の上にはWXがかぶってますので、おまけとして背の低いOS-CON 16V 15μFを追加。CT12~CT15 はECHU 0.01μFに交換しました。ここまでの改造で視聴。解像度は上がり、締った低音が出てきました。ただ、SANYO WXはエージングが必要との事なのでこのまま少し様子見でしょうか。その後は、入力カップリングの容量を少し増やす方向での交換とパワーインダクターの交換かな。初期装備のC10-C11、MYLAR Electronicsのフィルムコンデンサは多分そのままでも行けそうです。さて、ケースもしっかりしてるので2台目はどう遊ぶか？

Monoアンプですから2個購入してStereoにしました。左右の同期を取るため片方をMasterもうひとつをSlaveにするのですが、そのためには、基板実装部品を外す作業が必要です。その部品が何かを確定するために、DataSheetからPINを確認し非常に細かい基板パターンを追った上で確認しましたが、この作業、目が悪いために大変でした。この部品を外して下さいと一行入れて頂ければ星５つです。音質はこの価格帯ではかなり上位に入るのではと思えます。低音から高音までバランスが取れいてナチュラルで非常に良いと思います。左右をMonoアンプでそれぞれドライブしているので当然ながら左右のセパレーションは非常に良い！

取り付けネジ部分がコーン部分よりもマグネット側にあり、最初はどうやってエンクロージャーに取り付けるか迷いました。色々試しているうちにシングルモルトウィスキーの空き缶の口にピッタリ収まる事を発見！？ネットで調べていたらこれは波動スピーカーもどきになるではと。缶切りで底側を開いて、上下両側にこのスピーカーをはめ込んで両側の取付穴どうしを針金（仮）で縛って固定。真ん中辺りに穴あけして、適当な長さのプラチューブを接着材で取付....良い音でなってます！大編成バンドは苦手の様ですが、低音も出てるし、特に管楽器、ヴォーカル、バイオリンなどの音はかなり良いですね！この値段でここまでとは思いませんでした。素晴らしい。

到着して箱を開けてビックリ！なんと取付穴がどこにも無くどうやって箱に取り付けるのか迷いました、良く見ないでポッチたのが失敗か？......思案した結果、結局手元にあった金属片にドリルで穴を開け、押さえ金具擬きを８個作ってネジで固定。P1000-Eにピッタリ収まりました。音質は少々高音よりかな。低音もそこそこ出てますが少しこもり気味でしょうか。でもこの金額でこの音なら結果オーライでしょう。

音質は以前のPCM2704 DACキットよりこの+TDA1308の方が確実に上です。普通にデジアンとSPにつなげて使っていますが解像度が改善され、音量もあがり、高音が伸びている感じです。解像度は恐らく初版限定でついてきた超高精度温度補償型水晶発振器 FOX924B[12MHz]のおかげでしょうか。ちなみにこの水晶発振器はストア内でも販売されていますね。

使わなくなったNotePC用ACアダプター19.5VのDCジャックを外したりして多少変更して電源にしましたが、そこそこ良い音でした。恐らく、３０V以上の電源を使った時の方が更に良い音になる気配はあります。トランスなどを使って良い電源を作りたいとは思いますが30V以上になると自作するにしても高くなりますね。今後の楽しみ？でしょうか。

確かに標準のPCM2704搭載 USB DACキットと比較して同じバスパワー駆動時でも透明感というか澄んだ音色が出てくる気がします。これは、出力カップリングレス仕様が大きく貢献しているのか。ただ、音圧が少し低いかな....　透明感のある音でスリムでシンプルでバスパワーで電源の心配が要らない。それでこの価格であればお得感はあります！

邪道かもしれませんが、YDA138の入力カップリングにこのタイツウとWIMA メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ100V1μFをパラで入れてみました。計3.2μFで低音がかなり下まで出るようになりしかも締まってます。ただ、SPによっては多少高音がざらつく感じします。SPを選ぶYDA138になってしまいました。

エンクロージャをまだ製作できていなので素の状態でアンプに接続して見ました。箱が無くてもかなり低音が出ていますので期待大です。周波数特性などが判りませんのでチャンディバを使って調整しながらフルレンジと組み合わせて見ようかと。

入力カップリングコンデンサーとして入れましたが、非常に良いですね。クリアーで高低のバランスも良く、解像度も上がった感じがします。このTMEの2.2μFがあればもう少し低音が出て更に良いのではないでしょうか。