これまで当方の宮城県では、トマトと言えば桃太郎一強の状態でしたが、2022年に初めて黄化葉巻病が確認され、状況が変わるかもしれません。 自分は昔からアンチ桃太郎で、5年ほど前からTY品種ばかり作っていますが、TY秀福も2023年用として大いに期待しています。 カネコ種苗のトマトは過去に何年か愛用していた頃があり、水分要求が多いけど、多少思い切った灌水を行っても味が乗るイメージがあります。 TY秀福は現行のTY品種で最も美味いとされるTYみそら86よりも糖度が高いと言う噂もあり、とても楽しみです。 2023/06/06更新。 収穫して食べていますが、カネコ種苗の歴代大玉トマトでは招福パワー(廃盤？)と同等、もしくはそれ以上の食味だと思います。 灌水量の多さからは想像できない甘さと、飽きずに食べられる酸味のバランスが秀逸です。 肉質も桃太郎系のように(劣化したリンゴ的な)ボロボロ感やゴリゴリ感が無く、羊羹のような滑らかさがあり、好印象です。 流石に、食味で豊作祈願1102(トキタ)には及びませんが、灌水量が多い為か尻腐れの発生が無く、可搬品率も高いです。 結論は1作終えた後で出しますが、来年も有力候補です。

ダダリオの新しいコーティング弦、と言う事で、興味半分で買ってみました。 これまでのXTとは異なり、巻弦全体を覆う形でコーティングするエリクサーと同様の方法が採用されているそうです。 ただ、プレーン弦はAnti-Rustのような独自技術ではなく、XTと同様にコーティングを施す事で延命を図っているとの事。 ○以下、約半年張った後での評価(更新)です。 出音は、張りたてのEXLには及ばないものの、コーティング弦としては頑張っていると思う。 10人中9人はエリクサーよりも非コーティング弦に近い！と評価するのではないか、と。 確かに半年も張りっぱなしだと、非コーティングのEXLはかなり落ち着いた音になるのですが、本品はブライトな感じが残っており、コーティングの恩恵を思い知らされる。 また、自分はピッキングが軽い/弱い事もありますが、コーティングの剥がれや毛羽立ちはなく、錆もありません。 しかしながら、コーティング弦相応にEXLよりテンションが強く、感触のヌルヌル感もありますが、慣れでどうにかなるレベルでしょう。 同社XTよりは、エリクサーの競合を意識した感があるものの、弦市場に活気をもたらす商品だと思います。

キュウリ専門メーカーであるときわ研究場の品種は、ほぼ350粒詰規格ですが、同社のサイトの品種紹介の内容から「大望I（350粒詰）」の小袋規格で間違いないと思います。 この品種を試してみたいが最初から350粒詰で買う勇気がない、という方はもちろん、家庭菜園にもオススメの品種です。 梅雨空け後の高温乾燥期に問題となるうどんこ病、現在それなりの価格の露地品種はほぼ耐病性を持っているのですが、本品種はZYMV（ズッキーニ黄斑モザイクウィルス）の耐性も備えている点は大きなポイントです。 近年は薬剤耐性の発達もあり、アブラムシの防除が困難になってきているので、品種力で被害を減らせるのは大きい。 ただし、べと病に関しては従来通りの定期的な防除は必要、無農薬放置栽培の「緑のカーテン」用途には厳しい。 家庭菜園用と言っても、ある程度管理ができる人向けの品種だと思います。 最後に、穂木自体の発芽揃いは良いので、台木は不足がないよう5割増しで蒔いています（ときわGT－Ⅱ使用）。 GT-Ⅱは小葉でセル苗にはいいですが、家庭菜園を対象とした苗販売目的であればロスの少ないときわパワーZ2の方が良い気がします。

商品が届き、貼ってから2週間以上経過したので最終的な感想（更新）になります。 貼った直後はプレーン弦の硬さばかりが印象に残り、レギュラーチューニングとはいえミディアムスケールのギターに貼っても指が痛いと感じました（単純に鍛え不足な感はありますが）。 この点は3日ぐらい経過したあたりから（慣れもあると思いますが）落ち着いてきたようで、硬すぎず柔らかすぎず、たぶん一般論で言うところの普通な使用感になったのだと思います。 出音の傾向はダダリオ（10年以上前に使った事がある同社のXLとかいう弦と比較）にしてはギラつきすぎず、やや地味ではありながらクリアな感じ。 テンションが高い為か弦の振れ幅もタイトなので、弦高を低目に設定できる点は良いかもしれない。 現在、2週間経過した現在も弦の滑りは良いので、従来の弦（コーディング弦を除く）よりも錆びには強いでしょう。 最近の弦は密封パッケージでさえ開封直後から高い確率で錆びているので、この商品のように全てまともな弦が入っているのは貴重かもしれない。 楽器としては好みが分かれるものの、高い耐久性や安心して買える点は優れた「工業製品」なのだと思います。

しばらく使用しましたが、Duncanのハムバッカーとしては個人的にBlack Winterと並ぶ傑作でした。 同社のラインナップ中、貴重なミドルパワーモデルという事もありますが、59カスタムハイブリッドよりバイト感が少なくスムーズで、サスティーンもあるので扱いやすいです。ジェイソン・ベッカーモデルという事で、美麗な高速リードフレーズを弾きまくる人向けの商品だろうと敬遠する人もいると思いますが、リズムも問題ないし、他の高出力モデルに比べクリーンやカッティングにも使いやすい。守備範囲の広い逸品なので、アーティストモデルである事を無視して万人に薦めやすいピックアップです。特に、ダウンチューニングスタイルでゴリゴリなメタルまではプレイせず、JBやDistortionでは中域がブ厚過ぎる、とい人には最適ではないでしょうか。 勿論、ギター1本で様々なジャンルにチャレンジしたい、とい人が買うのも面白そうです。 自分はESPの中古改造MV（旧仕様）に乗せ、同時購入したSCR-1nと一緒に使用していますが、バランスも良く大変満足です。 DTM専用ですが、これで楽しく萌えソングを製造できます。

当方、ケーブルを常々軽視している人間の一人で、3M 3000円を基準に「所詮ケーブルごときで音は変わらない」と考えています。 ギター入門セット付属の貧弱なケーブル→3M 1000円弱のカナレのグレードアップでは音が劇的に太くなりますが、それ以上高価なケーブルを買っても音質の向上はほとんど実感できません。 実際EX-proとかいう中途半端なペダルが買えるくらい高価なケーブルを買った事もありますが、視聴上多少音がデカくなった程度で、カナレと大差ありませんでした。 自分はカナレのルックスが不満でCAJを使っていましたが、このケーブルのルックスに惹かれて購入してみました。 同じ価格帯ならルックスの可愛い方が良い。 実際に使用した感想としては、CAJやカナレよりノイズが少ないです。 音量ではEX-proに負けますが、やはりノイズは少ない（弦に触れていない時の「ジー」ってやつです）。 この点はPCや家電を前にした宅録で大きなアドバンテージになると思います。 柔らかく取り回しも良いので好印象ですが、プラグ部が短く、ストラト等の船型ジャックだとストレスが溜まるかな。 結果としては満足な買い物です。

27F仕様、SHレイアウトのギターのネック側に乗せました。 このギターのブリッジ側にはDiMarzioのEvo2を載せていますが、ヴィンテージ系とは似ても似つかないキャラクターなので、以前搭載していたPro TrackよりはこのAir Norton Sの方が合わせやすいと思いました。 構造上ネック側のピックアップの位置がよりブリッジ側に下がるので、当初音が硬く感じられましたが、篭らずスカスカにならず、とてもバランスが良く扱いやすいピックアップです。 恐らく22～24Fのギターを想定して設計されていると思うので、機会があればそういったギターでも試してみたいです。 また、シリーズ配線での使用ですが、シングルっぽさは皆無で、純粋にシングルサイズでハムバッカーサウンドを求める人向けだと思います。 特にSHやSSHレイアウトなど、フルサイズのハムバッカーとの組み合わせには、同社のPro Trackと同様高い適性を持っているのではないでしょうか。 シングルサイズハムではSeymour DuncanのHot Railsが有名ですが、それでは音が太すぎる、篭る、と感じている人にも試して頂きたいです。

今までVERITASの009～042を使用していましたが、あまりにもしなやかだったので、1回り上のこのゲージを試してみました。 結果は、全くの別物でした。 009～042に比べて非常にテンションがキツく、普段まともに鍛えていない自分には到底使いこなせる代物ではありません。 数値的に弦の太さはごく僅かの違いなはずですが、実際に弾くとなると異次元の違いです。 例えるなら軽自動車と4tトラックを運転するぐらいの差です。 以後は009～042の方を買うでしょう。 ただ、VERITASは究極の弦である事に変わりはありません。 元々変態的なチューニング精度を誇るシリーズだけに、010～046の強すぎるテンションと安定感は過度のダウンチューニングを想定して設計されているかもしれない。 言うまでもなく、演奏（←このゲージで弾ければの話）中に切れる心配など微塵もない。 某E社のパラダイムなどとは比較にならない超耐久弦です。 あと、009～042も同様、別包装で金ピカのプレーン弦が付いてきますが、こちらは音色も派手だし、手触りもイマイチでした。 オマケの方は要らないので、もう少し安いと助かるかな。

断根片葉切断接ぎに使用する支持具は各種から様々な物が販売されていますが、本品ならではの特徴があります。 1. 同社のスーパーウィズ同様、植物体が太れば自然に外れる。 2. チューブを取り付けて穂木を挿し込むだけなので、誰でも簡単に作業できる。 正直言って、小型クリップやウリカホルダーM（シーム）のような接合部を挟持するタイプの方が胚軸径の融通も利くし（チューブタイプは胚軸径に合わせてサイズを選ぶ必要がある）、作業スピードも速いです。 ただ、全くの初心者には本品の方が速く、そして確実に作業が行えると思います。 自分はこれまで、生育スピードの点で呼び接ぎを支持してきた人間ではありますが、どうにも最近は手が回らない。 今後、経験のない人に接木作業を頼む場合などを視野に入れると、本品は確実に選択肢の一つに入りそうです。 今回、播種期を分けて呼び接ぎと本品による断根片葉切断接ぎで比較していますが、どちらも一長一短で迷うところ。 意外ですが、本品使用の方が呼び接ぎよりも活着率が高く、展開する穂木の第一本葉の奇形も少なかった。 ただ、高温期の徒長対策では呼び接ぎの方が～という具合です。

SHレイアウトのギターのネック側用として、DiMarzioのPro Trackから換装しました。 商品解説を見ると相当出力の高いモデルかな、と思いますが、所詮シングルサイズのハムだし、体感出力は同社のSH-1nとかネック側でよく使われるフルサイズハムと同等か若干低いくらいではないでしょうか？ SHレイアウトで同社のTB-4（JB）、TB-5（Custom）、TB-14（Custom5）あたりとの組み合わせでネック側のシングルサイズハムを選ぶ場合、出力バランスの点では本機1択かと思います（Cool Rails や Little59では非力すぎる）。 本機はネック側での使用という事もありますが、SH-2n（Jazz）のようなキレを重視したキャラクターではありません。 シリーズ配線で使用する場合、シングルっぽさを求める人には向かないと思います。 太くスムーズなサウンドキャラクターで、Duncanのシングルサイズハムで最も「ラクにリードが弾ける」ピックアップです。 あくまで、シングルサイズザグリでフルサイズハムバッカーの音が欲しい、HR/HM系の人を対象とした商品だと思います。