品質：非常に良い、見やすさ：非常に良い

ダイバーズや軍用時計に求められる要素は、堅牢さや実際の扱いやすさにあるのは言うまでもない。しかし一部スイス製高級時計等を見てわかるように、過剰な時計の仕上げや装飾・広告等に膨大なコストを費やし、「本来の性能」に比して価格のインフレが起こっているのは否定できない（近年は、あのSEIKOですらそうだ）。主に国産の比較的安価なタフ・ウォッチを集めてきたが、このMARATHON GSARは本当の意味での性能・C/Pとそこから生じる時計としての魅力に溢れている。MARATHON社というのは聞きなれないメーカーであるが、少し検索すれば宝飾品としての時計とは一線を画す本物のツールメーカーであることが分かるだろう。この時計はやや大柄で分厚くゴツイ。だが見栄えだけのハッタリとは無縁の完全な機能性に由来している。ベゼルの形状、夜光の考え方、ダイヤル表示・・・etc、全てが機能からデザインされ、ファッションに媚びていない。しかも腕に着けている分には日差1秒程度という、自動巻きとしては驚くべき精度も維持している。近年は価格が上昇傾向で残念だが、未だ私の中では「ミリタリー・ダイバーズの完成型」として君臨している。

品質：非常に良い、見やすさ：非常に良い

SWISS MADE・1000m防水・セラミックベゼル3mmサファイア風防で実質10万円台（定価税込み23万）で買えるという高C/Pを誇る。外見はシードゥエラーに似ているが、こっちのデザインの方が個人的に好み。ムーブメントは多分SW-200系だろうが同価格帯のSEIKOやシチズンの自動巻きより精度が高かった。ぱっと見物凄く高級そうだが、ブレスレットや細かい造りはそれなり。ベゼルを回すと超高級感は無いが決して安っぽくない感触。大きくて重い時計だが腕の座りは悪くない。圧倒的な防水性能と結構な精度、なかなかなデザインを考えれば20万円の自動巻きとしてお買い得な気分だ。ガンガン日常使いしても安心感のある優秀なビーターウオッチである。ブレスレットはプッシュ式で長さが若干調節でき実用的。文字盤は抜群に見やすいが、夜光は暗めに感じる。ただし、最初明るくてもすぐに暗くなるより、明るさはそこそこでも長時間光っている方が本当は実用的で軍用のトリチウムなどがそうである。そういえば本製品は元々往時の軍用時計の民生デザイン復刻版だそうだから、なるほど堅牢・高性能・安価といった軍用時計の特徴を残しているとも感じる。

品質：非常に良い、見やすさ：非常に良い

私はデジタル時計があまり好きではない。ただＧショックだけは別で、何を隠そう初代Ｇショックも発表直後に気に入って即購入した世界で最も早くＧショックを評価した男の一人である。しかし樹脂ベルトというのが肌に合わず、初代を使い倒した後5600系のソーラー電波式を買ったが反転液晶が見えにくいのもあって、あまり使っていない。それでも15年近く今も正常に稼働しているのだから凄いと思っている。本製品はその正常進化版のうえオールメタルとなれば無論買いだが、アナログ式ダイバーに傾倒していて、あまり興味がなかった。今回は思いつきというか、ふと気になって購入したのだが、Gショックなのだから性能や堅牢さC/Pが優秀なのは分かり切っている。着け心地も普段からダイバーズウォッチを使っているので重さは全く気にならず、むしろ良好なフィット感。マイナス点は見た目がややピカピカ過ぎて、もう少し艶消しにした方が好みということ。あと、無いものねだりだがデジタルの液晶表示方式は進化しないのだろうか？ここが進化すればデジタル時計のデザインは飛躍的に向上すると思う。もっとも、本製品はオリジンデザインの踏襲モデルだから仕方ないが。

厳密な科学的根拠には若干疑義のある製品だが、音は確実に変化し、その変化は、総じて良い方向への変化と受け取った。特に響きが増し、中域の自然な厚みが向上したのは、使った瞬間把握できたし、高域の刺さりが和らぎ、低域の諧調表現も向上し、音場の拡大も確認できた。これは電源のON/OFFで明確に識別できる違いだった。また、使用後若干時間が経過してからの方が効果の違いがより多く感じられた。とはいえ、万人が100％向上を体感できる製品であるかといえば、その限りではなく、環境の違いや感受性によって効果があると感じる者も、効果を感じない者もいるだろう製品のようである。数千円程度の価格帯ならば、試しに使ってみれば？と言えるが、なかなかに高価なので、できれば試聴後に購入の判断をお勧めする。故に星４とした。参考までに当方のオーディオシステムは相当に大型かつ本格的なもので、一応のルームアコースティック処理をした20畳程度の専用リスニング―ルーム、天井の高さ約3m弱、当該機器の設置地上高は155㎝の位置である。（追記）この製品はオーディオシステムの音の調整が、ある程度整った以降に使用した方が良いと思う。

品質：非常に良い、見やすさ：非常に良い

知っている人なら知っている「アーニー」の新バージョンだが、デザインや水深計機能の追加等、かなり変化している。国内版は黒しかないが逆輸入品にはシルバーがあり、こっちの方がこのデザインとしてずっとカッコよく見える。以前のアーニー復刻版も所有しているので比べてみると従来版はモサッとした良さがあり、新型はカチッとした良さを感じる。ベゼルの質感や感触は遥かに向上している。プッシュボタンには赤と青の着色があり、そのままだとチャラい印象を受けるが、ねじ込んでしまえば隠れるので問題ない。この時計はシルバーのボディと黒のダイヤルの渋い２トンカラーがしっくりくると思う。はっきり言って物凄くゴツイ時計だが、裏ブタの面積が広いせいか、とても座りが良く装着感が良い。極端な言い方をすれば「案外軽い時計だな」と思うほどだった。悪い点としてブレスレットのコマ調整がし難い方式であることが挙げられる。何故時計によってコロコロ方式を変えるのか解せない。あと、プッシュボタンと龍頭のねじ込み方向は逆なので要注意、努々強引に扱わないよう注意が必要。ゴツイ時計が好きな人にはお勧めである。

先日この製品を購入し、個人的には良好な印象を得た。その好印象は日を置いても変化することなく安定していたので、予備機を購入することにした。実のところ、音質向上というメリットもあるが、リスニングルームの居心地の良さという、ある意味忘れがちな大事な要素も向上するという不思議な体感を実感したからだ。調べてみると安眠に寄与するという同種機器へのレビューもあるようで、そういう一見眉唾な効果も、実際に体感すると信じざるを得ない。私は実証主義者なので実際に効果が体感できれば、その事実としての効能を認め、その理由が何なのか自分で調べて検証したいクチだ。ちょっと面白いものを見つけたと思う。ただ、個々人での効果の差は必ずあるので、私の感想は鵜吞みにせず、必ずご自身で確認検証をしてほしい。（追記）2台併用を試してみた。本当に不思議な事だが、更に自分の望む音の方向に確実に変化した、客観的に聴いても、だ。ブラインドテストでさえ、電源のon/offはもちろん、当該製品のコンセントの極性ですら百発百中で当てられる・・・どうしてこういう事が起こるのだろう？

SEIKO SBEQ001（アーニー）の樹脂ベルトが好きではないので交換のため購入。適合するSEIKO純正品は3万円を軽く超え手が出ない、かといって数千円以下の中国製は造りも耐久性も期待できそうにない。調べているうちにタイコノートが良いと知り発注した。本品は一番安い１万円程度の品だが、質感や仕上げは同等の純正品に引けを取らず、ベルト調整がマイナスネジだけで済むのも高評価だ。樹脂主体の軽くのっぺりとしたアーニーに程よい金属的質量感とコントラストが加わって、ベルトだけでこんなに印象が良くなるのかと満足。強いて欠点を挙げればベルトの留め金のパチンという動きがやや渋いが、使っているうちに解消するだろうこと、あとラグ棒が純正に比べるとやや頼りない点か・・。にしても、本当の意味でちゃんとしたベルトがこの価格なら良心的だと思う。しっかり長く使いたいなら数千円程度をケチらずこのクラスが良いと思う。時計はベルトで大きく印象が変わる。

品質：普通、見やすさ：非常に良い

本製品はいわゆるアーニーの復刻版。 Ｇショックとはまた方向性の違う唯一無二の個性的なゴツい外観。 レトロなアナデジだが逆に新しさも感じる不思議なデザイン。 気に入れば他に代えようのない存在感だ。 ソーラー式は電池交換の鬱陶しさが無くてクォーツには最適。 ただし全体的に質感が軽く、 66,000円の価格に見合う重厚さは期待しない方が良い。 また、ベゼルを代表として加工精度が全体的に安っぽい。 大型の時計だが比較的軽量なので着けやすい。 手首回り18㎝、前腕の太さ32㎝の私だと（やや筋肉質） 時計が若干厚いかな？と感じる程度で、 ちょうどよい手首への収まりとベルトの長さ（穴はほぼ真ん中部分を使用） そしてサイズ感だった。 この手の時計は大事にしまい込むより ガシガシ使って傷がついた方が様になると思うので、 丁寧にガシガシ使いたい。 なお、個人的にはラバーベルトより金属ブレスをお勧めしたい。

品質：非常に良い、見やすさ：非常に良い

普段定番のメタルＧショックを使っているが、アナログ式も欲しくなり購入。 ゴチャゴチャとしたデザインの多いアナログＧショックの中で、最も視認性が良いと思ったのが購入の理由だ。 反転液晶でないことも見やすさに寄与している。 一見フルメタルに見えるが、側だけが金属で本体は樹脂という変わり種だが、その分軽く、黒と銀のツートンが案外お洒落と感じる。 そして写真より現物の方がカッコいいと思う事だろう。面白いのが、丸型の液晶部分が太めの針で隠れる際、表示が全く見えなくなると思うだろうが、深さがあるので見る角度を変えると、デジタル表示が見える点だ。これは工夫されていると思う。 また、バックライトが物凄く見やすくてビックリ。価格から考えるととても高級そうに見える点も良い。もちろんソーラー電波で実用性は抜群、隠れたＧショックの名作だと思った。デザインさえ気に入れば絶対おすすめ。

品質：普通、見やすさ：非常に良い

大きくもなく、小さくもなく、ゴツくもなく、華奢でもなく、華美でもなく、地味でもなく、高価でもなく、安価でもなく、実にバランスの取れたダイバーズウォッチだと思う。趣味として10本以上はダイバーズウォッチを所有しているが、デザイン・性能・C/P比共に、良い意味で中庸の良さを感じさせる。極端な話、ビジネスシーンでもアウトドアシーンでも、これ一本で十分通用する。難点は「Ｘ」マークの野暮ったさと、僅かにベゼルが太すぎる点くらいか・・・・・。　世界中の色々な時計を（特にダイバーズ）を見ていると、時に地味すぎる感覚に陥るが、白米みたいなものだと思ってもらえば間違いない。ただし、時間精度は悪い。SEIKO恥ずかしくないか？