綿100%のネルフィルターは一見よさげですが、コーヒー油脂中の旨味まで吸着するため、実はペーパーと大差ありません。そのためいつもポリエステル混を使っていました。 本品はポリエステルだけでできた野心的製品です。 常識破りの薄さと周囲の匂いの吸着もなく、ネルの煩雑なメンテから解放されます。 反面なかば素通しのため、エアロプレスや金属メッシュフィルター同様、微粉の過剰抽出が懸念されます。 茶こしなどで気持ち程度に微粉を取っておくと、ポリエステル混ネル同様、おいしく抽出できました。 難点は価格ですね。新基軸は評価するにしても、現実的には500円未満にするか、1,000円で3枚入りくらいが妥当と思われます。 なお、通常のネルだと50回程度で味が落ち替え時としれますのが、本品はまるで永久に使えるかのような表記。 初回購入分は普通に扱っていたところ、100回ほどで縫い目から分解しました。 2世代めからは洗い方説明がつくようになり、それに従い細心の注意を払いつつメンテしていたところ、やはり100回程度で糸がほつれ、それが縫い糸だったようで分解。 最も、味わいはよいので100回程度使えるのであれば合格ではあるのですが…

過去にパリブレストパリやパラダイスウィークで1500km連続走行などをやっています。事後2週間ほど手根管のあたりが痺れ、悩まされたものです。耐震ジェルをバーテープの下に巻き込むなど、いろいろ対策をしていましたが、完全解消には至りませんでした。 最近はグローブ側に厚めにジェルパッドを入れた製品が増えており、こちらもそのひとつ。競合製品と異なるのは、正中神経が走る箇所を手首あたりまでパッドで覆っているところでしょうか。まだ数時間レベルのライドに使っただけですが、これは緩い乗車ポジション、ハンドルバーに手を置きまったり走る際には効きそうです。ただブレーキレバーを握り込むポジションでは、さほど意味がない気もします。むしろINBIKEといった中華ブランドなどは小指球側に5mm厚のジェルパッドを配するなど、そちらの方が効果がありそうです。なによりそうした製品はAliexpressあたりで1,000円ちょっとで買えるため、ハンドルバーに耐震ジェルを併用することで、これは不要だったかな、と思いました。なお、こちらを購入する際は1サイズ大きめを強くお勧めします。ジャストサイズは圧迫がひどいでしょう。

耐久性：普通

iPad Air 第4世代2台とM1 iPad Pro 11を購入することになり、それぞれ異なるペーパーライクフィルムを装着しました。他社との比較では残念ながら、最低の評価となります。 まず驚いたのが、届いた商品はフィルムだけという点。 今どき埃除去用のシールや、皮脂除去用のアルコールシートが同梱されていないのです。 また他社製品は剥離台紙が3分割されていているのに対し、こちらは分割ゼロ。 A4に近い大きなフィルムの位置決めに、たいへん苦労します。 この工程で埃が付着するリスクは高いでしょう。 しかし前述通り埃や皮脂除去用の付属品はなく、失敗の可能性はきわめて高くなります。 一方他社製品は、3分割された台紙のうち中央の1枚を剥がして位置決めできます。 3分割なら気泡も生じにくく、もし生じた場合も中央から周辺に向かって追い出しながら、両端を貼ることができます。 手触りやApple Pencilの書き心地については、大きく不満が出ることはありませんが… とにかく貼り付け時の工夫に乏しく、がっかりします。 百均の300円商品程度のレベルといってよく、およそ専門メーカーの商品とはほど遠い品質、といわざるを得ません。

Archer C2300 からの買い換えで、これが3台目のTP‐Linkになります。 最近Wi-Fiの接続が切れることが増えてきました。ファームウェアのアップデート実施、設定や設置位置の見直しをした程度では改善せず。 そろそろWi-Fi6（AG）も試してみたいこともあり、よい機会だからとこちらを購入した次第です。 TP-Link は華為のようにバックドアなどが装備されているのではとの懸念が払拭しきれず、いい加減別メーカーへの移行も考えていたものの、何モデルも代わり映えのしない国産メーカーより、デザインや機能面でアピーリングということで、再度同じメーカーを選んでしまいました。 ただし使用上の感想はというと、、、 いったいどこが変わったのだろう？ といったところです。 頻繁な断線は改善せず、速度計測を行っても、日内変動含めこれまでのAC規格の機種となにも向上がありません。 接続デバイスが16あるのですが、平均値が上がったような形跡もなし。どうやら問題は機種ではなく、単純に回線利用者の増加による、帯域幅の逼迫だったのかもしれません。 まあ、その事実が確認できただけ購入した価値はあったかと思います。

耐久性：普通、充電の持ち：普通、音質：普通、画質：普通

M1チップ搭載のiPad Pro11インチも購入し比較しました。 両者の差は主にCPU、スピーカー、背面カメラのLiDAR対応、フロントカメラのCenterStage対応、SSDの容量（64GBか128GBか）だと思います。 CPUの速さはAirのA14で不満に思うことは皆無ですし、スピーカーに関してはヘッドホンで聞く場合は完全に無視できます。iPadで撮影することは稀ですし、ビデオ会議では椅子に座りっぱなしなのでCenterStageはなくてもNo Problem。結果として両者の差は、ストレージ容量にかかってくる気がします。 しかしそうなると、64GBで3万円差を許容できるか？となり、これはもうコスパ面でiPad Airの圧勝となります。 おまけにProのFaceIDに対してAirはTouch IDで認証が圧倒的に楽。両者ともにApple Pencil2が使え、リフレッシュレートが若干遅い点以外にiPad Airはまったく不満がありません。素晴らしく高コスパだと思います。

耐久性：普通、音質：良い

主にバイク［オートバイではなく］で、サイクリングロード走行時に使用しています。 向かい風のなかでは最大ボリュームでも音声が聞き取りづらくなるのは、玉に瑕。さらに音量を出そうとするとそのぶん振動も激しくなるわけで、特性を考えると、まあ許容範囲かなと納得しています。 小雨の日に楽曲の再生がランダムに巻戻ったり送られたりして閉口しましたが、これはヘルメットのストラップが濡れたことでボタンと干渉していたらしいことが後で判明しました。 音質は数千円のBluetoothワイヤレスプラグと同等レベルですが、運動中なのでまったく問題ありません。 シャワー程度の防水機能や、2台の端末とのスムーズなマルチポイント接続がほんとうに便利です。 Yahoo!ショッピングのキャンペーンで希望小売価格の半額程度で購入でき、たいへん満足しています。

コーノなどの円錐形フィルターに合わない、といったレビューを見かけますが、まあ社外品に合わせる義理はないでしょう。 本品はどちらかというと、同じ珈琲考具シリーズのフィルターに合わせた設計と思われます。 個人的にコーヒーフィルターはペーパーや木綿のネルではなく、ポリエステルが至高と考えています。 本品は珈琲考具のポリエステルフィルターに最適な作りだと感じます。 ワイヤー製ドリッパーは数あれど、どれも円錐先端の開きが大きすぎ、珈琲考具のポリエステルフィルターはすっぽ抜けることが多いのです。 しかし本品はそのあたりしっかりケアされており、快適に抽出することができます。その意味では唯一無二のドリッパーといえるでしょうか。 ［※同シリーズにはリネン製フィルターも存在しますが、そちらはまだ試したことがありません］

１カ月待ちでようやく到着。巨大な箱にパーツが乱雑に放り込まれ、よれよれのテープ留めで梱包されていたため、第一印象はあまりよろしくありませんでした。また、パーツの加工がやや雑で嵌合がいまひとつなため、今後がたつきが生じやすそうな印象も。 事前にきちんとチェックしていなかったのですが、アルミフレームということもありたいへんな重量です。僅かなネジ本数で固定している点も、上記の嵌合の点と併せて、突然分解しないかと若干の不安が残ります。 とはいえ、使い勝手じたいは悪くはありません。 調整できる箇所が多めなところ、座面の前面引き出しが可能な点、背がリクライニングできる点は気に入りました。ただ、「プロ」独自の機能として設定されている前傾機能は座ったままでは調整できず、また可動範囲が狭い点はやや残念でした。

カリタのナイスカットミルからの乗り換えです。 5年ほど前の相場ではナイスカットミルが15,000円台、みるっこが25,000円くらいだったでしょうか。 当時は価格で前者を選んだのですが、もし今どちらかの選択で悩まれているかたがいらしたら、文句なしにみるっこを選ぶべきです。 両者とも値上がりはしたものの、ナイスカットの高騰著しく、結果としてみるっことの価格差は縮まっています。 また、要となる挽き臼部の精度を比べると、明らかにみるっこのほうが上です。 浅煎り・細挽きならそれほど極端な差はつきませんが、深煎り・粗挽きですともう、みるっこの圧勝です。 2倍以上価格が違うのならナイスカットも選択肢に入れてよいものの、そうでなければハイアマチュア向けのミルはみるっこを選べば間違いないと思います。