1970年代には多数見られた昼メロの一つ。元々映画の作り手だった職人気質のスタッフが手掛けた数多のドラマは、今のものより遥かに面白く見甲斐がある。 特に昼ドラマは、かつては主婦層を対象とした、今では考えられぬような過激で時に扇情的、刺激的な内容だったり、サスペンスフルで続きが気になって仕方がないものだったりした。 かつてはスカパー!でも時々同種のドラマが放映されていたが、今ではスカパー!も韓流か近作ばかり、或いは同じものを何度も繰り返し放映する偏りようで、ラインナップを見ると我が国に1970年代TVドラマは存在しなかったのか？と訝りたくなるほどである。 私のような嗜好の持ち主は少数派なのだろうが、我が国のテレビ文化の貴重な歴史的遺産をもっと世に広めてほしい。 この昭和の名作ライブラリー・シリーズは、そうした需要にコンスタントに応えてくれる今では唯一の媒体と言ってよい。 初期のビデオ撮影切り替え時、テープの高価さゆえに上書き収録され、現存さえしない作品群が多数あるときく。 古くさいを通り越し、今では新鮮に見えるこの手の作品群にもっと光を当ててほしい。

昭和のメロドラマ。田中絹代&上原謙の映画版があまりにも有名だが、TVドラマでも過去に何度か映像化されている。長内美那子主演の1965年版とその続編も大人気作で、それまでのよろめき路線から純愛メロドラマ路線に舵取りを変えるきっかけとなったという。本作は同じ「ライオン奥様劇場」10周年を記念して制作された1974年版。バラエティ偏重路線に転ずる前、フジテレビが文芸作品の秀作を数多く放映していた頃の、わけても昼ドラ作品が映像ソフト化されるのは非常に嬉しい。1980年代前半、一時期サスペンス路線に変わり、緊張感あるストーリー展開を毎度楽しみに見ていたこともあった。 フィルムが残っているのなら、長内版も是非ソフト化してほしいところである。

1970～80年代前半の、怪奇・ミステリー・サスペンスものが好きな私にとり、本作品はドストライクな内容。本品が発売になるまで知らなかったのは不覚でした。調べたところによると、山岸凉子の「ひいなの埋葬」などもシリーズにあったとのこと。 「セレクション」などと小出しにせず、最初から全話収録BOXとしてほしかったところですが、第2弾の発売も控え、更なる展開が期待できるのは朗報。 新品の販売で私の知る限りでは最安値で提供して下さる大変良心的なお店です。プレゼントに置時計を所望したら、ボールペンも頂けました。頑張ってこのシリーズを余さず取り扱ってほしいと思います。

「蔵出し絶品TV時代劇」でも大絶賛されている本作。久保菜穂子さんの銀幕時代をリアルタイムで知らない私にとり、「炎の中の美女」の意地悪で欲深な叔母役のイメージしかなかったが、それをひっくり返すに十分なインパクトを与えてくれることだろう。安価な上にポイントがものすごくもらえる日に購入できたので、品薄かと思いきや、随分早くに手元に届いた。今では絶滅してしまった痛快娯楽時代劇の中でも、お色気要素濃厚なB級色の強い、東京12チャンネルによるもの、カルーセル麻紀が相手役とあっては、観る前から期待が否応なく膨れ上がろうというものである。

正規品があまりにも高いので、互換品を使っているが、特に違和感も不足もない。前に他店で全く同じものを購入したが、今回はその1/3位の値段であった。同じものなら安く買えるに越したことはない。これからもこのお店で買いたいと思う。

今回も安さと送料免除に惹かれて購入。これ位の値段だと、適当な頻度で替えるのに躊躇がない。正規品と比べて、目立った不足も感じない。庶民にとっては有難い品だと思う。