最近の中国海軍の大拡張を眺めながら、ふと、冷戦真っただ中に良く喧伝されていたソ連の脅威は事実だったのかと言う思いが湧いて来て、1980年代のソ連の軍事力に関する資料を集めており、その一環として購入。当時、空母キラーとして有名であったバックファイアであるが、今見返すと（脅威であることは事実だが）不意打ちでもしない限り1隻の空母も沈められない感じがする。特に空母戦闘群（その後、空母打撃群）にイージス艦が配備された後では手も足もでなかったであろう。今盛んに空母キラーと喧伝されているDF-21なんかも案外そんなものかもしれない。当たった時の威力に間違いはない（空母を沈める能力はある）と思うが、多分、実戦では（米国の電子攻撃や欺瞞装備等にやられてしまって）当たらない様な気がしている。

原作未見ですが、速水螺旋人さんが好きで漫画版を前作（1巻）から読んでいます。あまり表に出てこない戦争の悲惨な一面をこれでもかと言うくらい見させてくれる非常に貴重な本だと思います。ただ、女性の戦争への大量動員と言う面で考えると（女性の動員自体は過去に幾らでもあったのかもしれませんが）、この時代にこれほど大量かつ最前線への投入が可能だったのはソビエト連邦が非常に特殊な国家だったからではないでしょうか。他の連合国なら政権が倒れてもおかしくない（フランスはここまでの徹底抗戦が出来ずにドイツに降伏した）し、枢軸国側ですらここまではできないと思われます。独裁化した共産主義国家は恐ろしいです。

知れば知るほど救いようがない歴史の捏造。人間の根本に、自分の信じたいこと（より悪意の人だと自分に都合の良いこと）しか認めない、自分が間違っていたことが分かった後でも責められると自己防衛に走って認めない、と言うのがあり、それに歴史問題が絡むと本当に厄介だと言うことを改めて気づかせてくれる良書。筆者は最後に主観的になりがちな自国から見た歴史学ではなく人類普遍のグローバルヒストリーとして歴史を見直すことを勧めていますが、人間が感情に左右される（さらに言うと自己利益のために煽動さえする）存在である限り難しいのではないかと言うのが正直な感想です。

個人的な感想になるが、Brotherのプリンターは安くて故障しにくいので良く使っている。昔は発色が良くなかったが、最近はそれなりに良くなった印象。ただし、私の用途がビジネス文書中心なので画像中心の方には参考にならないかもしれない。そんなBrotherプリンターのトナーであるが、年々高くなっているので、プリンター本体が安いと言ってもランニングコストが結構つらい。私は故障が嫌なので純正品オンリーだが、コスト重視の方はリサイクル品を使ってみるのもありかも（故障しても本体は安いので買い替えれば良いと割り切れば...）。

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