10数年～20年以前だったか、衛星映画劇場といった番組で放映された際何気にビデオ録画して鑑賞し、気に入った作品でした。貸本漫画の通俗ハードボイルド系スリラーを思わせるような筋立て、しかし伏線や暗示、展開にしっかり意外性があって、推理劇として結構な出来栄えの佳作だと思います。(序盤～中盤あたりに、若き日の岡田真澄氏が演じるキャラクターが、兄貴分の主人公に語り掛ける調子で、ごくごく自然に状況の説明を行う役割になっているのも実に巧みな工夫。また、このキャラが、最初主人公に持ち込む頼みごとが全ての発端であり、かつ、事件の核心に通じる暗示になっていたり、音楽の使い方等々、ミステリとしての奥行きを見せる遊び心に溢れた粋な趣向が凝らされています) 裕次郎映画は、勿論いくつも代表作がDVD化されていますが、私の調べた所、これはなかなか発売されない様子(かつての放映も、このDVDでも音消しなしの再現ですが、禁止用語連発ですし＾＾；)で、待ちかねていた次第。 上記テレビ放映では、全体にセピアがかって、褪色したカラー状態でしたが(それもまた、内容の時代性と相俟っての味わいを感じましたけれど)、復元されています。

カスタムヘリテイジ912・フォルカン。　滑らかな書き味は勿論の事、扱い易いと思います。　個人感覚ながら、ニブの軟らかさも購入前に予測していたレベル(案外しっかり腰がある)に感じます。　筆圧を抑えめに書けば、同社Fより細い線幅にもなって。　私の万年筆体験～現在65歳、ある日唐突に興味を抱き始めたような形で今日に至るのですが、それが20歳前後の事。　中学でもペン習字授業で家族の物を使ったり、高校の入学祝として贈られたり(ショートサイズが主流の昭和期。パイロットのエリート／EFニブでした。現在も使用可能状態で手元にあります)、また家の大人たちは日常的に使っており、事務用机の抽斗の中を見れば、常に何本も収まっていました。　ある日、何気にその中の1本を取り出した所、生まれたての鹿の赤ちゃんの足を連想するような〝フニャフニャ〟の手応え。24金っぽい深い色合のニブで、そこそこの高級品だったのかも知れませんが、これには正直、退きました。　しかし今、殊更軟らかなペンを求めての購入です。要はニブの個性に自分を合わせる。(且つ、納得のいく文字を記す)　それが萬年筆なのだ、と。合気道の如き精神？で使いこなすのが、また楽しく。

耐久性：普通

2つ目の購入です。発売が2010年12月、最初の物はその5～6年後あたりのロットだったと思います。昨年でしたか、専門のリサイクルショップさんへ売却し、手元にはありません。 単なる個体差なのかも知れませんが、1つ目と比べ「リコイル動作」、「命中精度」について、共に随分向上している印象です。リコイルの向上とは即ち、動きが素早く、また手応えは鋭く強く(感じる)という意味です。現在持っていないので実際に比較した訳ではありませんが、最初手に入れたPX4は、スライドアクションの、特に復帰の動作が、ややもっさりかな？　と感じたのを覚えていますし(それで、少し強めと思われる同じマルイのベレッタＭ９Ａ１のリコイルスプリングと交換してみたり......)、命中精度の方は、わずかながら左へ着弾する癖があったのを記憶しています。 ともあれ今回の購入品は、(現段階で数十発ほどしか遊んでおりませんものの)弾道に大きな癖はないかと思われ、かなり快適に正確に、狙点へ向けてＢＢを射ち出します。 推測ですが、ロットを重ねる内にはメーカーも必ず僅かながら改良を行うと聞いた事もある上で、満更個体差だけの問題ではないに違いありません。

これについては純正のニッケル水素バッテリー(でしたっけ？)を使用した事がありませんので、比較等々判断のしようがないのですが、ピストンの動きについてトリガーレスポンスの良さは感じます。リチウムポリマーバッテリーを選択したのは、純正のタイプと異なり、性質として“気温の影響を受けにくい”との情報を得たのが最大の動機です。例えばモーター内部のブラシなどなど、各所に恐らくそれなりの負担が掛かっているかと推察は出来ますが、使用により劣化が起るのはそもそもモノの本質なので、そんな事は承知の上、まあ潔く諦め、自分の「遊び」の時間をいかに快適にするか、そこに比重を置いた次第。／ただ、端子部ですが、(さすがに裏表は判ります)長円形で上下左右対称の形に見え、差し込む方向があるものの、これが少し解り難かったと思います。(「製品によっては若干キツメな場合があります」と説明書きがあったので、いきなり壊す所だったかもw)コードが上側になる状態で入れるみたいです。常識なのかも知れませんが、私は知りませんでした(笑)また、セットの品にはそれぞれ値札が付いていて、合計すると、実際の価格には相当なお得感があります(笑)

購入動機の第一は、デザイン。純粋に趣味の製品ですから、むろん個人的好みの上で。私は、例えば実物の性能やメカよりも、まずは「形」重視であり……。東京マルイの1911カスタム系で考えれば、最新のモノとして(世評も高いですし)M45A1ブラックが登場した時期になるのですが、それは一旦先送りして、かねがね目を付けていたM.E.U.を選びました。 私の掌サイズは、さほどに大きくないとの自覚を持ちますが、(期待通りに)とても握りやすいです。或いは握り心地がイイと表現するべきでしょうか。ラバーグリップ風に、プラ成型で巧みに組み上げてあるパネルの、握把前部のパーツは外した方が細身になり、手に収まりやすいとの意見も見受けますけれども、特に必要ないようです。そのままの状態で一種の味わいを覚えます。 命中精度は、巷間言われる通り、程よくGOOD。スライドスピードやキックバックは、グロック19等とは勿論違うものの、既に所有している1911A1、ナイトウォーリアなどの手応えがそもそも好きなので、それも購入動機の一つでした。 お店について。数回利用していますが、対応＝優、梱包その他も問題を感じた事はありません。

耐久性：普通

エアソフト電動ハンドガンのモデルを手に入れたのはこの製品が初めて。同じ東京マルイのガスブロHK45を先に持っております。グリップは確かに少し太目に出来上がっていますが、グリップフィーリング即ち握り心地として謂うなら、(あくまで個人的意見ながら)この電動モデルの方が寧ろ好きなくらいだと表現しておきます。オリジナルサイズ(？)のガスブロモデルも勿論、本当に握りやすいと感じている上での話です。更にまたトリガーが僅かに後退した位置で設定されています。(数mm程度引かれた状態というか、ガスブロで言うならダブルアクションの掛りが始まる辺りの位置)これは指が届き易くする為の配慮に違いありません。私が購入に当って参考にした種々のレビューでは、確かこの事についてあまり触れられていなかったように思いますので、長所の一つとして申し上げておきます。(購入店であるモケイパドックさんの動画は観ていませんが……＾＾；)自分語り的な事になりますが、グロックをはじめ現行の拳銃の殆ど、このHK45 にしても、当初あまり好きではなかったのですが、先ずガスブロで実際に手にしてみて、大変気に入ったという経緯があります。

個人的な感想ではありますが、太さ、ペンポイントの位置などなど、全体のバランスがよく、文字の形を取り易い(気持ちよく、納得のできる字が書ける)、即ちコントロールのし易さを感じました。 私は従来、同社の使い切りタイプの“Vペン”が、どういうものか性に合っているらしく、これを使うと快適な筆運びが叶い、小気味よく文字が書けるので、気に入っている次第。 それとは無論レベルの違う製品ですから、比較する訳ではないものの、ともあれ、ずっと探していた万年筆(筆記具)に、ようやく出会えた想いを抱きました。 線幅はFを購入、15号ニブは予想よりシルエットがシャープ、大味な感じは全くなく、全体のデザインは引き締まった印象です。 実はプランジャー方式という繊細微妙な機構でインキ注入を行う製品ですから、購入までには、いささか迷いを感じておりました。 というのは、ピストン軸が貫通している尾栓部、及びピストンそのものと(インクタンクになっている)胴軸内部の接触部分、その2ヶ所で気密性を保つ必要があり、うち一方でも劣化したら、との不安により……。 しかし、これは杞憂に過ぎなかったようです。 いずれ、Mも手に入れたいですね。

Fニブの黒色軸を購入しました。 優れた中級万年筆ながら、少し癖がある～個性が強い傾向の品との世評を聞き及んでおりました。勿論使ってみない事にはわかりませんが、何となく、しかし私には相性が好さそうな気がする、そんな想いが募って、今回手に致した次第。 その、好ましい予想通りの使い心地です。ソフトニブなのですが、適度に弾力があり、取り回し(コントロール)に従った線幅が保てます。例えばフニャフニャで、思いも寄らず、いきなり不本意に画線が拡がってしまう、といったような状況は起こりません。 私はこれまで、同じパイロット社でいえばカクノなどの安い鉄ペンを主流に使っており、更に鉛筆書きの子供時分から筆圧の高さについて強い自覚があったのですが、実際使ってみて、エラボーは、意識して試みにかなり力を入れたつもりでも(確かにびくびく怖々ですが)、逆に思うほどのシナリは見られないようです。特に癖もなく、ごく普通に使いやすいと感じますし、首軸胴軸部の保持の仕方とペンポイント(紙面上実働部)の位置バランスの点で(これには個人差があるでしょうが）、個人的には制御し易く、自分の納得できる文字を表現できております。

今回は、ちょっと贅沢をして、M.E.U.と同時購入致しました。同じ1911のカスタムなので、あちらとスライドの交換や、マグウェル利用等考えて。(実はグロック22と迷いましたが、グロックは17のGen４が新発売。改めて検討しようかと） 着弾位置は、サイトよりかなり下です。購入前に見た、いくつかのレビューの通りです。 私は部屋撃ち専門で、通常3～5ｍくらい(その距離で数㎝～10㎝下)、最大8ｍ前後取れますが、約8ｍ離れて弾道を見るに、(全て目算ながら)着弾1ｍほど手前(7ｍあたり？)からホップで立ち上がり始める感じでした。※箱出しのままのセッティング。2～3マガジン試したのみの段階。 着弾点というものは、本体などで隠れてしまって見えない下方より、(仮に同じくズレるにしても)上めの方が望ましい気が致します。構造的に仕方のない場合もあるでしょうが。しかし、もう少し馴らしがされて行く内に、或いは自然に改善されるかも知れません。 とはいえ、これは私としては想定内ですし、例えば他のウォーリアに較べ、テール～グリップセイフティの独特の削り込みによる薄さで、握り心地が異なり、いたって快適です。

子供の頃から筆圧が高いとの自覚があり、軟ニブは合わないだろうと決めてかかっていた次第の所、万年筆に興味を抱いて40年ほど経ち、安価な鉄ニブを主に使っていたものの、どうやら知らぬ間に自然と筆圧のコントロールが出来るようになっていたらしく、しなりの抑え解除(調整プレートを完全に引いた)状態で使用しております。寧ろ、もっと軟らかいとさえ予想していたほどですが、書き味の滑らかさと相俟って快調な運筆、趣きを持った筆跡を堪能しております。自慢めきますが、数々の本(江守賢治氏「教養のペン習字」等々)による独習を以て、まだまだ未熟との想いを携えつつも、それなりに美文字へのこだわり、それを体現している自負はあります。 外見については、ブラック軸、ネット(網目)パターンについても、気品と高級感を覚え、満足度が高いです。(但しむろん、好みの問題) そうした教則本の受売りながら、硬筆～ペン習字に、過度の抑揚は必要ないとの説を納得しつつも、軟ニブの柔らかな筆致、ほどよく豊かな画線の味わい、物腰の艶 めかしさは、やはり目に楽しく、心も和む気が致します。