新しい資料が見つかって、それに基づく論をち密に展開しています、しかしながら、時代背景とか、資料の信ぴょう性などについての考察がやや少なく、決定的な真相の解明には今一つの感をぬぐえないと思います。

小さいころ読んだ15少年漂流記について、バックグランドなどが、とても楽しく読めました。モデルとなった島など、本当に楽しい作品です。ただ15少年漂流記の話は、最初なかなか出てきませんけど。

アメリカの思想について、リベラルだけではいところ、リバタリアニズムやコミュニタリズムなどまで、その成り立ちからわかりやすく記述されていて、読みやすいです。

あまり現実的ではない議論が多いように感じました。特に保守的な政権の政策について、現実の世界のパワーバランスから考える視点が不足していると思います。

難解で定評のあるハイデッガーの中心的な思想を,かくもわかりやすく紹介するのは、やはり稀代の人気作家ならではの技量であると思います。

今となっては若干古い話もありますが、数学の考え方などを楽しく読むことができます。日常生活との関連からの話は、入りやすいです。

タイトルから数学の話が出るかと思いましたが、数学に関した話はありません。信念をもって天才のわが子を育てた興味深い記録です。

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