商品レビュー

読み書き障害の子どもの家庭学習の参考にしたくて購入しました。子どもの状況とよく似た事例が満載で、日々の取り組みの参考になります。ワーキングメモリが低い子なので「ワーキングメモリを生かす」という言葉には「合わないかも」と感じていましたが、ワーキングメモリの高低の問題ではなかったです。

発達障害の児童生徒の学習支援の仕事をしています。読み書きの指導は子どもの能力が千差万別で難しいです。ただ基本をおさえることが大事で、この本のシリーズは以前漢字指導で使い、大変役立ちました。読み書きの指導でも役立たせたいです。

演習用の問題がたくさん付いているのかと思っていたのですが問題数かなり少なめで、これを参考に作ってくださいね、という見本でしかないんだと気がつきました。 学校の先生の理解にはいいと思います。

それぞれの苦手さに応じた具体的な学習方法が記載されており参考になりました。ただ、付録のCDはプリント学習の内容がそれぞれ一例のみで編集ができないため使えません。そこが残念でした。

私は、学習困難がある子を家庭教師として見ることになり、いろいろ見た中で　この本を選びました。ワーキングメモリーと結びついていますが、短期記憶は私自身弱いので興味を引いたというのもあります。下手にカラーでも見にくいものがありますが、カラーでなくて字と図表と余白のデザインバランスがとても良く、好みの体裁です。見開きでわかる、支援の方向性がわかる表も、コラムの内容もいいですし、項目がアルファベットと数字の記号で整理されており、CD-ROMとも対応しています。カバーにある通り支援の種類の幅が広く、低学年から高学年でも使えそうなものがあり、何が苦手なので何をするといいのかが分かりやすい。プリント作成は実際にはまだですが、本の中にも同じプリント集があって概観できるのも、内容もいいです。カバーにアレンジできるとあるので早くROMを入れてみたいです。

読みやすい内容でした。 ワーキングメモリについて、視覚、聴覚面の両方からアプローチのできることが書かれていました。