商品レビュー

18世紀、マリー・アントワネットの劇的な生涯に関わった仕立て屋ローズ・ベルタン、のちにファッションデザイナーの祖と称される女性の物語です。繊細なレース、艶やかな布地の光沢や手触りまでも微に入り細に入り描き込まれた宮廷ファッション、仮面舞踏会の華やぎを眼前に見るかのよう。鋭い感性と並々ならない才覚で、一介の仕立て屋からどんどん出世していく女性のサクセスストーリーとして見ても面白いし、時代に翻弄された王妃マリー・アントワネットを魅力的な女性として描いたドラマとして見ても面白い。

髪結いレオナールの依頼を受けて、復刊するファッション誌『婦人の雑誌(ジュルナル・デ・ダム)』の看板となる新たなファッションの創出へ動き出すベルタン。 そのヒントを得るため、ある夜の仮面舞踏会へ赴いた。 そこでは王太子妃マリー・アントワネットが運命の出会いを迎えようとしていた――。

ついにフェルゼンやあの歴史に残る奇抜な髪型の1号が登場！ 他の作品では性悪な悪女に描かれがちなデュ・バリー夫人がこの桜だと可愛い！ シャルトル夫人もここまで妖艶な美女になるとは！ 描かれているドレスやジュエリーの絵がとても綺麗で、見ていて楽しくなります

ベルタン&レオナールの最強タッグによる、デュバリー夫人とオルレアン公爵夫人の盛り髪姿が最高！特にオルレアン公夫人のおでこ出しスタイルは新鮮でした。早くマリーアントワネットの盛り髪&ダチョウの羽飾り姿が見たいなー。

月刊コミックバンチ2021年2〜4月号、6月号、7月号に連載された21〜25話が掲載されています。お店の開店に、雑誌の復刊・・・主人公がグッと王太子妃付きのモード商に近づく巻です。

史実を織り交ぜた作品がとても好きです。ローズベルタン、マリーアントワネットの時代が好きな方には大変おすすめです！

シリーズ通して読んてますが、ストーリーがだいぶ動き出した感じです。絵も癖が強めですが華やかでキレイです。

ベルタンの出世街道とマリーアントワネットの歴史が合わさって面白みが増して来ました。 次が既に楽しみです。