商品レビュー

ミステリーというより物語として読む一冊だと感じた。困っている人を助ける事が正義という葛城刑事と円の祖母静、その2人の考え方に惹かれる円が静おばあちゃんの知恵から事件を紐解いていく。オムニバス形式での5話。かなり無理な設定もあるものの、物語的には「部下を見ると上司の器量が分かる」「その人なりの行動規範は自然にあり、自分の規範と世間の常識を擦り合わせていく作業を成長という」「仕事の価値は自分以外の人をどれだけ幸せにできるかで決まる」「巧遅は拙速に如かずではない」と静おばあちゃん、こうした言葉に生きる指針を感じる作品。

中山七里らしい作品です 5話でひき逃げ犯人が分かるのですが、飲酒した犯人をしらふの部下が身代わりになる筋はそもそもおかしい！ なぜなら代行運転するはずだからです すこし無理があると感じました 静おばあちゃんが幽霊とは・・そのように設定しなくても十分に面白く人は何をなすべきかを読み解けます

愛読させて頂いている中山七里さんの作品です。東野圭吾さん、柚月裕子さん、湊かなえさん等々、外さない作家さんの内の一人です。ただ、今は断トツで中山七里さんです。今後ともお世話になります。

この本はテレビ映像を見て興味を持ちました。明るくて楽しくゆっくりと読めます。静おばあちゃんと円ちゃんがいい関係です。もっとこの先の連載をのぞみます。中山先生のミステリー小説は夢があって大好きです。ぜひ書いてください。

中山七里さんの小説好きです。 ただ、幾つもの作品を読みましたが、同一作家とは思えないですね。どんな職業に生きる者も、その心情の描写が、それぞれに解るよう言葉を選び・紡いでます。 こちらもまた素敵な作品でした。

中山七里さんの作品は外れがないので、古い順番に購入して読んでいます。年間でも４～５冊新刊が出るので、まだまだ追いつけません。頑張って読み続けます。

平凡な青年刑事が、ガールフレンド（の祖母）に助けられ難事件に立ち向かう。一気に読んでしまう中山七里ならではのストーリー展開。

短編なのでとても読みやすいです。続きというか、前日譚が出版されているので、そちらも読みたいと思いました。

すーっと　入ってくる内容でした。一気読みできる本です。最後は、えー!そうなんだ〜でしたよ。