ヘリノックスのコンフォートチェアでリラックス。読書やお酒を楽しむ時間が長いので、座り心地は重要なのだ。
テントはあえて2人用をチョイス。モンベルのステラリッジテント2を使用している。車で移動することも多く、重さに対してはさほどシビアではない。快適さや楽しみを重視。
3人の子供たちといっしょにあちこちに出かけ、父娘キャンプを楽しんでいたというBE-PALクルーの佐藤貴幸さん。しかし、部活や習い事、受験勉強と、子供たちの生活が忙しくなり、数年前から、ソロキャンプの割合が増えてきた。
「世の中のお父さんが通る道ですよね」。そう言いながらその魅力を教えてくれた。
「時間ができたらすぐに出かけられるし、現地に着いたら、食べたいときに食べ、飲みたいときに飲める。それに、離島や山のテン場とか、家族では行きづらい場所にも行ける。目的地の選択範囲が広がり、時間の使い方も自由になりました」
そんな佐藤さんのソロキャンでの過ごし方は、読書と焚き火とお酒。山のテン場に行くとき、荷物は極力減らすが、お酒は必ず持っていくそう(笑)。
「最近は村上春樹を読み直しています。好きな音楽を聴きながら本を読んだり、ビールを飲んだり。僕にとっては最高にリラックスできる時間なんです」
佐藤さんは年に数回、集合型のソロキャンプ?も楽しんでいるという。
「キャンプで知り合った仲間と、北アルプスの涸沢のテン場を目指したのが、集合スタイルのはじまりです。それぞれが自分の道具を背負うのがお約束。食事だけはいっしょにしますが、あとは自由です」
その仲間にSUPをはじめた人がいて、一気に伝染。海キャンプもするようになった。「食事担当、ドリンク担当など、役割をざっくりと決めますが、あとはかなりテキトー。SUPをしたいときにして、ビールを飲みたいときに飲む。見た目はグルキャンですが、中身はソロキャンプですね」