価格を考えれば十分な製品に思う。読み書きの基本機能は問題ない（DVD-RWへ800MBのファイルを２つ書き込み、オリジナルとコンペアした結果は一致した）。ただし、ショップの製品説明通り、USBハブを経由すると以下の問題を生ずる。①書き込みで不良ブロックを生ずる。②UDFフォーマット(多分パケットライトの問題)の場合読み出しでも不良ブロックを生ずる。これら現象は1990年代のバッファーアンダーラン問題に似ている。当時はこの対策の為のバス帯域確保に悪戦苦闘で、ATA33(帯域33MB/s)の登場で沈静化し、国産ドライブは書き込みストラテジを高度化(故に高価格)してこの問題を原理的に生じなくした。本機がこの対策が必要な物か不明だが、"だとしても"USB2は帯域40MB/sなので、デバイスマネージャーの接続別表示でルートハブ直下と確認でき、書き込み時はCPUに余計な負荷を掛けな様に注意すれば問題なく使えると思う。もう１つ注意点。イジェクトボタンは押さない方が良い。エラーとなってイジェクトボタンでもエクスプローラーからもイジェクト出来ず、USBの強制引抜きせざるを得ない事が有る。

停電工事中の冷蔵庫の運転に全く問題無し。完全放電はまだ試していないが、計器が正確なら容量５００Wｈ位は本当に有りそう。給電開始のスイッチはフェザータッチなので、不用意な取り扱いをすると不意に給電停止になるので注意が必要。残量計が付いている事は気付いていたが、電力計まで付いている事は使って初めて気付いた。これは便利だった。 追記。 完全放電まで使った所、35W×11.75時間+25W×3時間=486Wなので、計測誤差やインバータ効率を考えれば、電池容量は仕様通り540Whと言えそう。 ただし、バッテリー残量警告点灯時（残量5%）に残り時間40分と表示されたが、実際は5分で給電停止したので、警告灯点灯後は速やかに使用機器を停止したほうが良さそう。 なお、仕様書の電池仕様「3.6V/50Ah(540Wh)」つまり180Whには戸惑う。｢500W 150,000mAh 100V｣(これでは常用最大電力500W 電力量15kWhと読めてしまう)と記述された説明書も同梱されていたので、電池仕様は3.6Vの「150Ah=150,000mAh」が正しい様に思える。

耐久性：壊れやすい

壊れたノートPCとUSB外付けドライブから取り出したハードディスクをこの製品に組み込んだ所、データのアクセスに成功した。とても助かる製品です。転送速度も最高88MB/s程度出ているので、USB3として機能している。他の方が蓋の固さを指摘をしていますが、自分の物は厚いハードディスクでもやや強い力が必要な程度で開く。改良かロットの違いかは不明。尚、ハードディスクの発熱の事を考えると、使用中は蓋を開けた方が良いかも知れない。(2022-08-06追記)発熱の件は、ハードディスクの熱は相当こもるものの、それ以上にシビアだったのは（個体差かも知れないが）USB-ATA変換チップの発熱だった。連続使用時は冷却しないと｢Windowsイベント:警告:disk｢論理ブロック…IO操作が再試行…｣が連発して固まり、最後は強制アンマウントされてしまった。ケースから基板を取り出して放熱器を付ければ、警告:diskを発生も控え目になり連続使用に耐える模様。

この価格で、HDMIポート（対応機器を持っておらず映像の確認は出来なかったがWindowsはUSB C Video Adaptorというディスプレイポートと認識した）やUSB Type-Cの子ポートまで有るのは良い。ホスト側ポートは１Ａ程度の充電は可能な様で、充電しながらハブを使える。無理を承知で、スマホを充電しながらTypeｰCポートに変換ケーブルでmicroUSBのタブレットをつないだら0.3Ａ程度で充電でき（2022-07-20追記：Type-C SuperSpeedケーブルを入手出来たので試した所、数秒で充電を中止する。安全装置が付いている模様）、Type-Aポートなら普通に0.5Ａで充電した。注意点を1つ。SD-Cardの普通サイズは挿込み量が浅くモバイルで使うのは難儀だが、microSDは十分深く挿さる。

このアンテナは、グランドプレーンに類する物の様で、金属板を敷いて設置すると信号強度が＋２０ｄＢとなった（場所によっては下がる）。そうしたら、電波障害地区（ケーブルでの無料配信で、停電すると停波してポータブルＴＶも受信不可になる）ながら室内アンテナでも受信出来る様になった。車が無いので確認出来ないが、天井に置くと感度が上がるかも。あと説明書に注意書きが無いが、胴体（ケーブル引出し部位）から、受電素子とマグネット台座は分離する（螺子で結合されている）。そして台座の方は、外れるとマグネット板のためナットを摘めず、再結合に苦労する。先ず、マグネット板面からナットを押して胴体を回し螺子を噛ませる。次に、台座から引き離す力を加え（台座とナットに摩擦を発生）ながら胴体を回すと、螺子を締め直す事が出来た。

ノートＰＣ買い替えた所、側面でなく下面が吸気口だったので購入した。吸気口と机の距離を確保でき、グラつき感無くキーボードに傾斜も付くので打ち易くなった。ディスプレイがデスクトップ並みの位置にくるので首も楽になる。注意点は２つ。１つは、ディスプレイの重いＰＣの場合、ディスプレイを奥に傾けると手元が浮く（古いＰＣで試してみた）。もう１つは、台は捻じれ易いので展開は丁寧に（ＰＣを載せた後はＰＣの重さで遊びが埋まり安定する）。強いて言えば、傾斜角をもう少し小さく出来ると尚良い。

実は、映像キャプチャでなく音声録音を主目的で購入した。買い替えたノートPCにステレオ音声入力が無く、外付けデバイスを探していた所、本機の音声サンプリング能力がDVD PCM(2ch 16bit 48kHz)と知り、本機１機で録音に加え映像キャプチャにも対応出来る目論見で購入した。結果、音声録音は実用上十分なものが出来た。ただし注意点を一つ。何故かWindows標準のサウンドレコーダーでは片チャンネルの録音しか出来ないが、フリーソフト（名称略）なら両チャンネルの録音が出来た。