年々縮小していく紙媒体の書籍と、音楽産業。そんな中、「ワンホーン・カルテット」という切り口で特集を組んだ、ジャズ批評。 これは久方ぶりひ後世に残る名著ではないでしょうか。 しかもブルー・ミッチェルのブルー・ムーズが表紙では文句無しに購入しました。 特集には知らないレコード(CD)も多々あり、聞いてみたくなりましたし、特集以外の記事もコアなジャズ愛好家をも満足する内容と情報だと感じました。 このような書籍が出版される限り、紙媒体の本はまだまだ続くと確信しました。

テレビ時代劇の金字塔「必殺仕掛人」はストーリー、配役、演技、撮影、照明、音楽の全てが高次元で制作されている意気込みを感じているが、本作はその映画版である。 映画版も良いのだが、テレビ版の西村左内役の林与一が、映画版では小杉十五郎役を演じている。演技等に不満は無いが、同じシリーズで違う役を演じている事に違和感を感じてしまい映画に没頭できないので、星2つマイナスとさせていただきました。

最強のアマチュア・ゴルファーの故中部銀次郎氏のゴルフ聖書。月刊ゴルフダイジェスト誌に連載されたものです。 アマチュア・ゴルファーにとってゴルフは楽しみ。そこでスコアアップが関心事に対して、ゴルフの難しさや楽しみ方の深さが綴られています。 日頃の立ち振る舞いにも通じる「ゴルフ道」のようなものを感じました。 筆者の思いが繰り返し出て来る点で、恐れながら星一つマイナスにさせていただきました。

ジャズトランペットの神童「リー・モーガン」が33才の時、ジャズクラブで内縁の妻に銃撃される。その内縁の妻本人やジャズクラブオーナーの証言等が出て来るドキュメンタリー映画でありながら、素晴らしい演奏動画やリー・モーガン本人の肉声を堪能する事ができる、ジャズファン待望の作品。私は2017年、映画館で見ましたが内容の素晴らしさに感度しました。何度も見たくなりDVDを購入した次第です。

テレビ時代劇の金字塔「必殺シリーズ」中でも必殺仕掛人は、ストーリー、配役、演技、撮影、音楽‥全てが超一流。 公開1973年当時の時代背景も反映していると思われるが、高度経済成長の最後の時代、オイルショックを迎える。 まさにテレビ時代劇の金字塔。本編はその劇場版です。 しかし主役2人の俳優が変わっている事で星１つマイナス、更にテレビ版の方が緊張感あり、更に星１つマイナスにしました。

1975年公開の山田洋次監督作品。実在の美しい農村の青年たちと、実在の演劇青年たちが一つのものを作り上げる仲間、同胞(はらから)の実話を元に映画化された作品。 出演キャストの多くが「男はつらいよ(寅さん)」出演俳優であり、思わず笑ってしまうのも、私にとっての見どころの一つでした。しかし、俳優に負けない演技をしている地元青年団、劇団の方々の名演が素晴らしい心温まる傑作でした。