本書を購入し、するとメールで「商品を送らせていただきますが状態が悪いのでこの度は無料で送らせていただきます」との連絡があり、無料で本書を購入できました。ネットオフ内の規定で、売れる商品状態のルールがあるらしく、本書がその規定から外れていたことが出荷時点でわかったからだそうです。 確かに本の角が擦れて破れていたのでそれなんだろうと思います。しかしそれ以外は中古本の範囲内での汚れで、個人的には特に気になりませんでした。というよりそもそも古本の購入なので、ある程度状態の悪い本が来ることは想定していたわけで。 でもこれが購入した価格通りきてたら低評価レビューをしていたと思います。というわけで、わずか数百円程度の一冊単位でこうしてマメに対応してくれたその意味も込め★5です。 内容については、哲学や心理学、歴史の偉人や政治家が行った政策や主義・思想などなど、用語があいうえお順で辞書のように網羅してあるものです。最後のページに牽引として、記載されてる用語が一覧でまとめてあるので検索も楽ちん。いい本だと思います。歴史や哲学、倫理をちょっとでも学びたいと思った人は持っていて絶対損はないと思います。

耐久性：普通

安物でいいので顔剃りシェーバーを探し、レビューがある程度あった本商品を購入。 届いたものを確認するとパッケージが英語表記のみの、中国製造の商品でした。 使用感は問題なし。普通に剃れます。それに軽くて扱いやすい。音が少し大きいかも。USBタイプの充電器です。 ただ充電をした時、充電ランプがないのでバッテリーの状態が確認できません。英語の説明書も翻訳して確認しましたが、バッテリーの持続時間、何時間充電でフル状態になるなど記載がありませんでした。使いながら振動が弱くなってきたら充電のサインとし、2,3時間程度充電してみる、という具合でこれからやってみようと思います。 耐久性は価格が価格なので期待しませんが、まあ2年くらい持ってくれたらいい方ではないでしょうか。 悪くはないので星四つ、安い価格相応の商品だと思います。 ショップの対応は丁寧だと思います。購入のお礼の、小さなコメントカードが商品に同封してありました。 ご参考までに。

「高度に発達した科学技術はそのうち、機械がやったことなのか人間がやったことなのかの見分けがつかなくなり、まるで自然現象のように感じるだろう」ということが書いてある本です。そしてその現象を著者の落合氏は「デジタルネイチャー」と呼んでいます。そういう本です。 個人的にこの本はハラリ氏のヒット作『ホモ・デウス』の進化版だと思っています。 あらゆる専門用語を駆使し、テクノロジーがガンガンに発達した未来で起きそうな社会や経済、人の価値観の変化を語っています。まるでSFを読むつもりくらいの未来思考の感覚で、かつ頭をフル回転させながら読まないと理解できない本です。ですがその分読み応えがありますし、勉強になります。一読の価値はあるはずです。 商品については状態に問題もなく安価な割には美品でした。いい本を買ったと思います。

近年アニメ映画化が決定した悪魔くん。他に平成初期のテレビアニメ版に、昭和にあった実写ドラマ版、漫画版も複数存在しさまざまありますが、この『貸本版悪魔くん』こそが一番最初に世に放たれた悪魔くんであり、全部の原点と言っていいでしょう。 この作品の連載当時、水木先生はなかなかヒットに恵まれず、子どもが生まれたばかりだというのに、家賃滞納で一家もろとも借家から追い出されそうなほど貧乏でした。そうした金銭に恵まれない境遇から、社会に対し込み上げた義憤をもとに描かれたのがこの悪魔くんです。 5巻構造のところ、打ち切りで3巻で終了してしまったため、強引なオチで終了してしまいますが、全体的に大人向きで考えさせられる内容になっています。 エロイム・エッサイム、我は求め訴えたり、地上に天国の来らんことを。

「ヤングアニマルZERO」という二ヶ月に一回刊行される漫画雑誌に連載していた作品。 ベルセルクで同じみ三浦建太郎先生が原作を担当し、三浦先生の持つ会社、スタジオ我画のスタッフ（ベルセルクのアシスタント）の方々が漫画として仕上げたものです。 神話を舞台にした古代風西洋ファンタジーで、男でも女でもない不思議な子どもが主人公の物語です。 三浦先生がご逝去されたことで未完で終わってしまいましたが、ベルセルクとは違った雰囲気を楽しめ、ファンなら買いです。 ページのうち３分の２が漫画で、残り3分の１はこの作品の元になった未発表の幻のシナリオが、イラスト入りで小説形式で掲載されています。

表紙の通り、集英社が配信するマンガアプリ「ジャンプ＋」の特集ですが、各漫画の原作者（漫画家）へのインタビュー等は全く掲載されていません。漫画編集者へのインタビューとコラムニストの各漫画作品に対する感想だけで、個人的にはあまり楽しめませんでした。作家たちの作品に対する想いや考えを知りたかったのですが・・・ 各漫画の作中イラストが掲載されているので、大きいサイズでイラストを見たいという方はこの雑誌を楽しめるかもしれません。 雑誌の場合、ネットで表紙買いするのではなく、 こういう時は本屋で中身を少し覗いて見て吟味してから購入するのがいいのだと勉強になりました。

正直最近の『不滅のあなたへ』はパッとしなかったというか、登場人物が増えて設定も複雑になっていき、読んでいて退屈、もしくは疲れる感じがありました。 しかし今回はそのストレスを吹き飛ばすほどの名回。一区切りの終わり方としては前世編よりも良かったと思います。ここで物語が終了しても差し支えないくらいの綺麗な終わり方で、少々我慢してここまで読んだ甲斐がありました。 これからさらに物語は続き、今度は来世編が始まるそうです。 「黒いの」がいない未来の世界で、フシくん他大勢がどうなってゆくのか楽しみです。

「科学者は自分の専攻分野の発展だけに注力し、新たな発見や進歩のみ考えていればいい・・・なんてのは大違いだ！」というのが本書の内容です。要はちゃんとした倫理観を持ち、自分の行う研究が社会にどういう影響を及ぼすかしっかり理解した上で科学者であれ、ということです。 2008年にノーベル物理学賞を受賞し、戦時中空襲を経験した益川先生ならではの言葉で、科学者のあるべき姿について書かれています。科学者・研究者・理系じゃない人でも読む価値ありです。