商品レビュー

戦後、当時の文部省が「民主主義」を啓蒙するために中高生向けに刊行した教科書だそうです。昔の人は難しいもの(軍国主義からの急転換だけになおさら)を読んでたんですね。学校教育で「民主主義」を学び損なってしまった人は一読しても損ではないと思います｡特にお子さんをお持ちの親御さんは必須かも。「“みんしゅしゅぎ”ってなに？」…

大学生の息子に依頼され購入致しました。この本自体の私の批評はする事が出来ませんが、息子から不評の声も上がってはおりませんので、それなりに良いモノで有ると思われます。

大学生の息子に依頼され購入致しました。この本自体の私の批評はする事が出来ませんが、息子から不評の声も上がってはおりませんので、それなりに良いモノで有ると思われます。

戦後すぐに国の機関たる文部省が、こうした教科書を出していたことに感嘆。なんと格調高く民主主義を謳っていることか。翻って、今は…。

とても分かりやすい言葉で述べられており、昔実際に使われていた教科書だというのも納得できました。読み応えがあります。

1948年（昭和23年）、日本国憲法の施行から1年が過ぎ、当時の文部省が当代の経済学者や法学者を集めて作成・刊行した、高校生及び中学３年生向けの社会科参考教材です。民主主義の根本精神と仕組み、歴史や各国の制度を平易に紹介している本書は、普遍性と驚くべき示唆にも満ちており、単なる社会科教科書としての冊子に止まらず、今日でも読み継がれるべき学術書、名著といえる一冊です。

まずは、このような教科書が存在したことに、衝撃を受けました。また、その内容の網羅性と、中高生向けだからとはいえ分かりやすい平易な文章とに、拍手をしたくなります。大人の必修科目にしたい。早速知人にも勧めました。現在の民主主義がいかに危うい状況か、政治はもはや全体主義に近いのではないか、判断の起点を与えてくれる傑作です。