凡人のための地域再生入門　地元がヤバい…と思ったら読む （地元がヤバい…と思ったら読む） 木下斉／著 産業一般の本

著者のこれまでの２０年の経験がリアルに落とし込まれている。まちづくりの良い面、悪い面の両方のリアルが詰まっている小説形式の一冊。どこのまちづくりにも登場する、民間プレイヤー、行政職員、商工会議所職員等で、それぞれの立ち位置も絶妙に表現されており、様々な場面の描写が頭に浮かびました。さらに著者の思いとして「まちづくりは人と人の仕事だからこそ、エモーションとロジカルの両方が重要である」と記されており、その両輪が様々な場面でリアルに表現されている。 わたしは筆者が理事を務める「公民連携事業機構」が実施する公民連携プロフェッショナルスクールの卒業生である行政職員（地方公務員）という立場で本書を拝読しました。特に印象的だったことは、知らず知らずのうちに行政がやらかしている補助金による悪行が、こと細かく表現されていることです。さらにはその補助金の誘惑に負けて、手を出してしまった民間プレイヤーが、どのような状況に陥るかも表現されています。改めて「行政が変わらないと、まちは変わらない」と感じました。そういうわけで、わたしはこの一冊を「行政職員（地方公務員）」におススメします。是非ご一読を！

買って読んでかなり納得したし、全くもって同感だと思いました。 が....結局はその場所にい古株がYESと言ってくれなければ何も改革できないのです… この本を読ませたいと思ったけど、渡しても読まないだろうし、年配の人は若者の意見を基本聞かないし頑固なので、 素直なお年寄りのいる地域には役立つ本だと思いました。 なのでいい本ですが、結局はその土地の人の意識改革がなされなければどうしようもない。といったところです。

木下さんの書籍は、以前から問題意識を持って読んでいます。 今回は特に小説仕立てでとても読みやすく、脚注にポイントが抑えられていて分かりやすかったです。 地方が抱える課題は、どこも同じで、ただ皆が同じ方向に向いて向かえば右肩上がりだった戦後の構造から転換できないでいることがよく分かります。

4年半ほど前に都市部から地方に移住して起業し地域再生に携わっておりますが、と～っても面白く、自分にとっての最良の教科書になると思いました。本当に本気の本気で実践してきた人だけが書ける内容だと思います。友達にもすすめまくっています。

地方経済・地域の状態とともに、行政のあり方にまで言及されており、とても参考になりました。ストーリー仕立てなので、堅苦しくなく楽しく読めました。著者の実体験が内容を裏付けてくれています。

物語調になっていて楽しく読めました。　地域ごとによる問題があるので全てを鵜呑みにすることは出来ませんが、地域が抱える問題や物事の仕組みを知識として蓄えるのに良い1冊だと思います。

まちづくりに関する現状や事例を学ぶことができた。物語なため読みやすく、普段あまり本を読まない僕でも最後まで読むことができた。

スムーズに配送していただけました。状態も良好です。 やや公務員をディスりがちな文体ですが、読みやすくタメになる一冊でした。