あしあと　ちばてつや追想短編集 （ＢＩＧ　ＣＯＭＩＣＳ　ＳＰＥＣＩＡＬ） ちばてつや／著 小学館　ビッグコミックススペシャル

ひねもすのたり日記の最新刊を調べたら、新作が出ていることを発見。本屋で聞くも在庫なく、ネットで購入、2、3日ですぐに届きました。内容は、満州引き上げやトキワ荘グループとの交流、のたり松太郎を描くまでの背景など。特に、トキワ荘グループとは関わりが薄い印象がありましたが、実はこんな縁があったとは知りませんでした。改めて当時の作品を読み返したいです。（石森氏や赤塚氏のタッチを発見できるかも？）ひねもすのたり日記のファンなら買って損は有りません。トキワ荘ファンも一読の価値あります。ちばあきおも作中に登場します。

「あしたのジョー」が代表作とされますが、「紫電改のタカ」「ちかいの魔球」「ハリスの風」その他少女系の漫画も含めて本当に安定感のある名作の多いちばてつや氏の自伝短編集。古い自伝作品が３編と、2021年の作品が１編収められ、「あしたのジョー」の最終回を思い付いた話などもあり、楽しめます。読み応えのある佳作の多いちばてつや先生の偉大さをあらためて感じる一方で、若い読者たちにはアニメ化された「あしたのジョー」以外の多くの名作は読まれないまま忘れ去られてゆくとしたら寂しい思いを感じてしまいます。

優れた漫画家さんの知らない体験談を読める事は、ありがたい事です。発表されなければ、多くの人にとっては無かった事と同じですから。辛く悲しい出来事であっても、証を残していただけて、それが読めて、とても嬉しいです。

ちばてつや先生の過去の読み切りで、これまで未収録だったものも掲載されているということで購入しました。 結果は大満足！ 特にトキワ荘の方々に助けてもらったというお話は、とても興味深く読めました。

たった○年前のこと、ストレス、粋な若者たち、第一子の苦悩を題材にされ、一話一話が心に染み、じっくりと読ませてもらいました。ファンでなくても、その時代に生きた方には読んでいただきたいです。

漫画界の長老の一人が語る苦労譚。大変な時代を生き延びてマンガを描いてくれたことに感謝したい。運もあったと思うが、やはりマンガが本当に好きだったのだろう。作者と同時代を過ごせて良かった。

千葉先生の作品は、心温まるものが多く、楽しみに読ませていただいています。このようなご時世だからこそ、千葉文学が必要なのではないでしょうか。

ひねもすのたり日記と合わせて読むと感ひとしおです。ちばてつや先生の作品への思い入れ。そして意外な先生方のエピソード！心温まる作品集です。

ノンフィクションな内容にどんどん引き込まれます！終戦後にあった知らなかった事実に、驚愕しました！作ってくださり、ありがとうございます。

ひねもすのたり日記とネタが被っているので買わなくても良かったかなという気がしないでもないですか、もうお布施みたいなもんですから。