二十億光年の孤独 （集英社文庫　た１８－９） 谷川俊太郎／著　Ｗ．Ｉ．エリオット／訳　川村和夫／訳 集英社文庫の本

若い感性から生まれたみずみずしい言葉が心に響きました。宇宙の広さと自分の小ささを感じながら、それでも確かに生きている人間の孤独やつながりが、詩の中で優しく語られているようでした。特に、詩に出てくる「ネロ」への愛情が印象に残りました。私も飼っていた犬を亡くしたときのことを思い出し、短い時間でも犬がくれた大きな愛を重ねてしまいました。その思い出が、この詩の優しさや切なさと共鳴して、じんわりと涙が出ました。この詩は「孤独」というテーマを描きながらも、ただ寂しいだけではなく、人間が持つ美しさや愛を感じさせてくれます。こんな素敵な詩を、若い頃に書いた谷川俊太郎という詩人の才能にも、ただただ感動しました。別の詩集も購入するきっかけになりました。

谷川俊太郎氏の本は私の最も親しい知人が谷川俊太郎の詩といわさきちひろ氏の絵のコラボでその知人の詩が入った本を見せてもらったことがあり、興味は持っていましたが読む機会が無く放っておきましたが、この度この谷川俊太郎氏の最初の詩集とも言える二十億年の孤独を読むことが出来てじんわりと感動しています。ただ「僕の模型よ、お前もほんとの飛行機と一緒にニューヨーク爆撃に行け！」と小学校の四年生の昭和１７年３月2日に書いている文章がありかの時代の中で生きていた谷川氏の感性の一面が見えた気がしました。谷川俊太郎氏の本は後何冊が読んでみたいですね。

「希望の雫」よりも「黄色い林檎」の方が、若干甘だるさがないと感じます。少しスッキリと感じます。黄色い林檎…とは、何の品種でしょうか？王林？シナノゴールド？トキ？ちょっと気になりました。とても美味しいジュースです。

中古の詩集でしたが、カバーしている紙も丁寧に包まれ、好印象で受け取りました。中も汚れたり破れたりがなく良く保存されていました。

とても分かりやすい表紙デザインが好きです。谷川氏の二十億光年の孤独の絵本が別途出版されていますがこの本も手に入れると思います。

短編になっていて、とても読みやすい本です。こどもでも読みやすく、また大人が読んでも楽しめる一冊だと思います。

状態は非常に良く、中も綺麗でした。 大切に熟読させて頂きました。 こちらで買って正解でした！