望郷 （文春文庫　み４４－２） 湊かなえ／著 文春文庫の本

嫌な気持ちになるミステリーことイヤミスで有名な湊かなえさんの小説です。 ネタバレになるため、内容は伏せますが、 一見関係のない描写が、終盤に向かってパズルのように繋がっていくところが、湊かなえさんの小説の面白いところです。

暗い海に青く輝いた星のような光。母と二人で暮らす幼い私の前に現れて世話をしてくれたおっさんが海に出現させた不思議な光。私は彼の心の中にあった秘密を知る・・・もう引き込まれてしまいました！

店舗に行っても探すのが大変❗️ネットで買えば送料が高くつくしな、と思ったら意外。一度にたくさん見つかるし古本に少し抵抗があったけれど本の状態がすごくいい。とてもいい買い物ができました。

湊さんの作品には、故郷の因島を思い浮かべるエピソードやヒロインの出身地だったりという形で登場することがありますが、本作品は瀬戸内に浮かぶ島そのものが主役だった気がします。

湊かなえさんのファンです。古本屋で選ぶより、空いた時間にいつでも閲覧して選べるネットは便利ですね。3冊購入しましたが、望郷は、境遇に次いでとても良い状態でした。

湊さんの作品が好きなので、引き込まれるように読み切りました。 出先で時間潰しようにと買うのですが、どうしても先が気になり、結局読み切ってしまうのが私の悩みですw

中古ですが、汚さは感じませんでした。 湊かなえさんの作品にハマり、購入しました。一度、読んでもあの内容は？と読み返したりして読みました。面白かったです。

さすが湊かなえさんの作品だと思いました。エンディングが、なんとも言えない恐ろしさがありました。 『告白』と共に彼女の作品の中でも逸品だと思いました。

これまで私は湊かなえ氏の作品を10作品読みましたが、望郷を読んで初めて泣ける作品に出会えました。特に海の星と光の航路がよかったです。

湊かなえさんが大好きで、持っていない中古本が出ているとつい購入してしまいます。スマホばかりの日常に本を読むのも良いと思います。