墜落遺体　御巣鷹山の日航機１２３便　新装版 （講談社＋α文庫　Ｇ５５－３） 飯塚訓／〔著〕 講談社＋α文庫の本

この事故については事故当時の週刊誌に掲載されていた事故現場写真がネット上にも上がっていたため、凄惨な事故であることは知っていました。 しかし、これを読むと遺体の状態が想像していたよりもずっと酷い状態であったこと、それでも遺族のもとに返そうと多くの人が死物狂いで身元確認をしていたことがわかります。 中でも自分の子どもと同じくらいの子どもの遺体を泣きながら写真に取っていた警察官のくだりはこちらまで涙が出てきます。

私の中で一番印象に残った大事故だった日航機墜落事故。 目を背けたくなるような現場を淡々と克明に描いた作品ですが、それ故に事故の悲惨さや現場で検死作業に携わる医師や看護師の方々の極限ギリギリの懸命さを感じる事が出来ました。 すでに30年以上経ってしまいましたが、絶対に風化させてはならない、悲劇を教訓として同じ過ちを無くしていく努力をしていかなければならないと感じました。

良し悪しで評価する作品ではありませんが、読む価値がある作品です。いつ何時、事故が起き、どのような立場に立たされるかなど誰にもわかりません。でも、そんな時に自らの心を落ち着かせ、冷静に相手の立場を慮って行動できるようなそんな人間に成長したいと願っています。

商品が無事に、手元に届けられました。買い物注文から届くまで、迅速に対応をして、いただけました。商品自体の状態も大変よく満足しました。また何か機会がありましたら、是非よろしくおねがいします。

読んでみたい本でしたが本屋でなかなか見つからずにいましたが、こちらで検索すると一発ヒット！よかったです。今から読みます！