彼女たちのバックヤード 森埜こみち／作 高学年向読み物

いま問題？になっているヤングケアラーや、母子家庭であるゆえにの思考であったり、セカンドファミリーと、それぞれの家庭情勢で、悲しみ切なさ、嬉しさや嫉妬、人間関係に悩みながらも10代そこらの子達が、気づきを得て成長していく背景にとても共感した。 自身も母子家庭で育ち、自分とは違う家庭で育った子を羨ましく、妬み嫉みいろんな感情を持ってたことを思い出した。 憎しみだったり、人を見下したり、嫌な人間になってた時期もあった。 でもそんな人間になると、自分に返ってくる経験もした。人のせいにして生きて行くと、何も得ない人生になる。嫌なことやうまくいかなくても、なにくそ！と這い上がる精神も鍛えられた。 みんなそれぞれ、思い悩み頑張って生きてる。だから自分も頑張ろうって、再度思い出した作品でした。